【内館牧子さん×吉永みち子さん対談】終活する派?しない派?本音トーク
30年来の友人である内館牧子さんと吉永みち子さんは、ともに70代。性格も生き方もまったく違う2人は、終活に対する考えも異なります。「終活はしません」と言う内館さん、リビング・ウイルを書き、ホーム見学もしている吉永さん。そんな2人が本音で語り合いました。
PROFILE
内館牧子さん 脚本家、作家
うちだて・まきこ●1948年秋田県生まれ、東京都育ち。
会社員生活を経て、88年に脚本家デビュー。
NHK朝の連続テレビ小説「ひらり」「私の青空」、同大河ドラマ「毛利元就」などの脚本を手がける。
2000年、女性初の日本相撲協会横綱審議委員に就任。
PROFILE
吉永みち子さん ノンフィクション作家
よしなが・みちこ●1950年埼玉県生まれ。
競馬専門紙の記者を経て、85年に『気がつけば騎手の女房』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。
以降、数々のノンフィクション作品を発表。
テレビ番組のコメンテーターとしても活躍中。
終活には「自分のため」と「遺された人のため」がある(内館さん)
内館 私ね、昨年『迷惑な終活』という小説を書いたの。70代の男性が主人公なのだけど、奥さんはきちんと終活しているのに、彼はちっとも興味がない。「死ぬことなんて考えたくない」っていうタイプ。
吉永 そういう人は男性に多いよね。女性はわりときちんと終活する印象があるけれど。
内館 終活って2種類あると思うのよ。ひとつは遺された人のための終活。エンディングノートや遺言書を書いたり、延命治療についての意思を表明したり。でもこれは全部、生き残った人をラクにするためよね。つまり、他人軸の終活。
吉永 同時に自分の整理でもあるけどね。
内館 もうひとつ、「生きているうちに、やり残したことにケリをつける」終活。自分の人生に、自分でケリをつけるのよ。この小説の主人公も、そうやって、ケリをつける。自分軸の終活なの。
吉永 そうきたか(笑)。
内館 最近、世をあげて「死に方を考えろ」って言われすぎている気がするの。同調圧力を感じる。
悩みのある人、必見! PR
50代からのデリケートゾーンのトラブルが、トイレでケアできるって本当?

50代からのデリケートゾーンのトラブルが、トイレでケアできるって本当?
かゆみやにおいなど、デリケートゾーンのトラブルは家族や友人にも相談しづらく悩ましいもの。そんな悩み対策に、トイレのビデが有効だということ、ご存知でしたか? その理由やおすすめのトイレについて、詳しくご紹介します。
詳細はこちら