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【ガーデニング】可愛いモッコウバラの育て方と、注意したいこととは?

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更新日

吉原美奈子

モッコウバラの素適な見せ方

モッコウバラはつる性なのでフェンスやアーチ、パーゴラ、ポールに枝を這わせて仕立てるのが一般的です。
枝はトゲがなく細くしなやかなため、構造物に合わせて自由自在に誘引できるでしょう。

また、モッコウバラは長く伸びますが、枝を短く切っても花が咲くため、鉢植えでも育てられます。
その場合は鉢に小さなフェンスやポールを立てて這わせますが、支柱に沿って伸ばし、頂部だけ咲かせるスタンダード仕立てにしても素敵です。

白と黄のモッコウバラをアーチに合わせた例。一般的なつるバラとは花期が合わないためこれがベスト。

筆者が今までに見た中で印象的だったのは、ハナミズキなどの樹木の裏側にモッコウバラを植えるか大鉢を置き、木の頂部から枝を流すように枝垂れさせたスタイルです。
樹木のフォルムに沿うように枝が地面まで下垂する様は可憐にしてダイナミックでした。

最期に大事なポイントを一つ。
モッコウバラは花期が早いため、一般のバラの満開時には花が終わり、褐色のチリチリした状態になっているのが普通です。

小輪のため花がらを全て取り除くことは困難で、咲き誇るバラの隣で枯れたモッコウバラが目立つのは残念感がつのります。
植え場所をよく考え、隣り合わないレイアウトにするとよいでしょう。

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