【コッソンビ熱愛史】3人のイケメンの謎解きドラマが見逃せないと話題。1〜4話レビュー【韓国ドラマ】
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marumi
「コッソンビ熱愛史」は3人の眉目秀麗な男子たちが織り成すラブロマンスミステリー時代劇。マチュア世代がワクワク・ドキドキ、心から楽しめるドラマです。ゆうゆうtimeでは全18話のドラマを5回に分けてレビューをお届けします。まず1〜4話について紹介しましょう。
※ネタバレを含みます
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「コッソンビ」とは、花のように麗しい、イケメンのソンビのこと。朝鮮時代、学識があり、高潔な人物を両班(支配階級)の理想像として「ソンビ」と呼んだ。
そんな『コッソンビ熱愛史』の第1のテーマは、主人公をめぐって、3人の眉目秀麗な男子たちが織り成すラブロマンス時代劇。メインの4人それぞれが注目の若手俳優で、日本の大ヒットドラマ『花より男子』を彷彿とさせるキャスティングだ。
そして第2のテーマが、王になるはずだった父を叔父に殺され、王宮から逃げた息子、その名も「イ・ソル」探し。本来なら王位継承者なのに、廃世孫となったイ・ソルは果たしてどこにいるのか? 誰なのか?の謎解きミステリーとしても楽しめる。
始まりは主人公ユン・ダノ(シン・イェウン)の幼少期にさかのぼる。両班だった父の喪中の晩、犬小屋に身を隠す少年を見つけたダノ。王宮から逃げた少年を必死に探す追手の軍から庇い、お互いに親を亡くした境遇を知り、二人して泣きじゃくる。
「また会ったら教える」「何を?」「名前を」―― その少年こそが、イ・ソルだった。
4人が1つ屋根の下で暮らし始めたら……
13年後、ダノは都で、科挙を受験するソンビのための宿「二花院(イファウォン)」を営んでいた。両班の家柄に生まれながら、父の死後は生活が苦しく、唯一の遺産である屋敷を二花院にして、必死に守ってきたのだ。女の幽霊が出るという噂が立ち、閑古鳥が鳴く宿だったが、ダノのやや強引な客引きの甲斐もあり、3人のコッソンビが集まることになる。そう、ダノはいつも明るく前向きで、責任感が強くて健気なのだ。
そしてコッソンビたちは―― カン・サン(リョウン)は武芸に長け、正義感が強く、不愛想だが心根は優しい。キム・シヨル(カン・フン)は受験勉強もせずに遊び回るが、人懐っこくて憎めない。チョン・ユハ(チョン・ゴンジュ)は頭脳明晰で品行方正、おだやかな笑みが印象的。三人三様のイケメンだ。
このダノとサン、シヨル、ユハが4人並んで歩く姿の爽やかで美しいことと言ったら、眼福! ダノが3人を「オラボニ(おにい様)」と呼ぶ姿を見ているだけでこちらも頬が赤くなる! 4人が二花院という1つ屋根の下で暮らし始めたら……。恋の火花と胸キュンの嵐が待ち受けているに違いありません!
一方、イ・ソル探しに焦りを募らせるのは、兄を殺して王位に就いた国王イ・チャン(ヒョヌ)。青年になった廃世孫イ・ソルが都にいるという噂を知り、王座を脅かされるのではと抹殺を命じる。王命を受けた漢城府判官のチャン・テファ(オ・マンソク)は、都じゅうを捜索し、最後に二花院にたどり着く。が、ただ一人、イ・ソルの面影を知るという尚膳のノ・ソンギル(イ・ジュニョク)は、この3人の中にはいない、と断ずる。
そんなある日、ダノは父の借金のかたとして、二花院をとり上げられる窮地に追い込まれる。しかも、貸し主はあの判官テファ。ここで一計を案じたダノ、自分がイ・ソルを探し出すかわりに借金はなかったことにしてほしい、二花院を取り上げないで、と願い出て、1週間の猶予をもらうことに成功する。誰が考えても無謀な取り引き。だが、止めるサンにダノは「いくら怖くても、家族は私が守らないと」と訴え、結局、サン、シヨル、ユノの3人もイ・ソル探しに加わる。3人ともダノのことを見張りすぎ、聞き耳立てすぎ、心配しすぎ、だ。
好きな女の子にイジワルする中学生みたいな
「この中にイ・ソルがいたらおもしろそうだ」と軽口を叩いたシヨルの言葉が、波乱の幕開けになりそうな第1話~第4話。濃くて美しい眉、大きくて澄んだ目、高くて鼻筋の通った鼻、分厚く口角の上がった唇、と、ダノに言わせれば「それって美男子!」の顔立ちと、くるぶしに赤い斑点という目印を持つというイ・ソル。果たして誰がイ・ソルなのか?の謎解きに胸が騒いで、次が見たくなる。もしかしてサンが? それともシヨルか? と思わせぶりな描写が出てくるので、お見逃しなく。
そして、雨漏りの修理に上ったはしごから落ちたダノを抱き止め、見つめ合っておきながら、地べたに放り出すサン。借金取りの狼藉のせいで傾いた二花院の看板を見て涙ぐむダノに「もう泣くな」と慰めておきながら「不細工だ」と突き放すサン。イ・ソルを知る人物を遠方に訪ねるダノの跡をつけ、「君のために来た。すごく心配だった」と声をかけておきながら、「こんな言葉を期待した?」とニヤけるサン。好きな女の子にイジワルする中学生みたいなサンが可愛い。一方、ダノの前で「この中にイ・ソルがいたら…」と面白がるシヨルに「言い過ぎだ」とたしなめ、「ダノは大切な人だ」と真っすぐ目を見るユノ。男らしくて素敵だ。そして私は、ひたすらダノがうらやましい。
▼※2023年7月15日に配信した記事を再編集しています。▼
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