【ふぉ〜ゆ〜・越岡裕貴さん】の思い出の一曲とは?「オーディションで初めて踊った曲。今も体に染みついています」
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ゆうゆう編集部
PROFILE
越岡裕貴さん(ふぉ〜ゆ〜)
こしおか・ゆうき●1986年、大阪府生まれ。
11歳まで大阪で育ち、小学6年生のときに東京へ。
98年に事務所に入所し、2011年から4人組アイドルグループ「ふぉ〜ゆ〜」のメンバーとして活躍。
個人でも精力的に活動し、21年舞台『This is 大奥』で初の単独主演、23年『まくをおろすな!』で映画初出演にして初主演。
近作にミュージカル『RUN TO YOU』など。
オーディションで初めて踊った曲。今も体に染みついています
僕は大阪出身です。両親は特別に音楽好きというわけではありませんでしたが、母がSMAPのファンだったので、大阪城ホールでのコンサートに一緒に行ったことが何度かありました。
11歳で東京へ引っ越し。12歳のとき、母が履歴書を送ったのをきっかけに事務所のオーディションを受けることになりました。当時の僕は芸能界にもアイドルにも興味がなかったけれど、母から「ゲーム買ってあげるから行きなさい」と言われて、「ゲームを買ってもらえるなら」と参加したんです。
そのオーディションで踊ったのが、V6の「Can do! Can go!」。ダンスなんてやったことがなかったから、前に立つ先生にならって見よう見まねでがむしゃらに踊りました。今ならダンスをやっている子も多いと思うけれど、当時は経験者も少なくて、わりとみんなが踊れない感じだったんです。だからオーディションとはいえ、まったく緊張しませんでした。
オーディションに受かってからは、この曲をかなり踊りました。最初にダンスを覚えた曲だから、もう体に染みついちゃっているんですよね。たぶん何があっても忘れないと思います。
初めてコンサートでバックについた先輩はKinki Kids。まだ何もわかっていなかったから緊張もすることなく、お兄ちゃんジュニアについていって踊っていました。V6のコンサートでバックにつかせてもらったこともあります。そのとき、井ノ原(快彦)くんから「お前、素朴でちょっと俺に似てるな」と言われて、「逃亡者」という曲の演出で特別な役回りをもらったことは、今でも覚えています。
2011年に「ふぉ〜ゆ〜」という4人組グループを結成してからも、いろいろなグループのバックにつきました。バックについたことのない先輩はいないんじゃないかな。それくらい下積みが長いんです(笑)。キャリアを重ねて、仕事としての責任感が芽生えて。いろいろなことがわかるようになったぶん、今のほうが緊張します。
V6「Can do! Can go!」
V6が1998年にリリースした2ndミニアルバム収録曲。バラエティ番組「8時だJ」オープニングテーマなどに起用され、シングル化されていないながらも今も人気が高い楽曲。
【INFORMATION】ふぉ〜ゆ〜の2人がW主演! ブロードウェイ・ミュージカル 『A Year with Frog and Toad 〜がまくんとかえるくん』
絵本作家アーノルド・ローベルの名作『がまくんとかえるくん』シリーズがミュージカルに。「ほっこりしたり、ホロッとしたり。どの世代の方でも楽しめる作品だと思うので観に来てください!」(越岡さん)
取材・文/本木頼子
※この記事は「ゆうゆう」2025年6月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。