【ガーデニング】気温20℃が注意信号!苦手な病害虫に備えよう
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光武俊子
そのほか、よく目にする害虫
ヨトウムシ
幼虫はおもに夜、茎葉を食害するため夜盗虫と呼ばれます。見つけにくい害虫ですが、虫食い穴を見つけたら葉の裏や株元の落ち葉の下、鉢底などを探して捕殺します。糞が落ちていて見つかることも多いです。
コガネムシやネキリムシの幼虫
元気のない鉢植えの根鉢を抜いてみると、根がほとんどなくて驚かされることがあります。コガネムシやネキリムシが地中に卵を産み、幼虫が根を食害するわけです。ブルーベリーなどを栽培するときは、株元をネットで覆うこともあるそう。気になる植物の株がぐらついたら根鉢をよく観察して、新しい土で植え替えましょう。
オンシツコナジラミ
1970年代に北米や中南米から、観葉植物とともに渡来したとされます。20℃くらいで盛んに繁殖。幼虫からカイガラムシ状になって葉裏などで植物の汁を吸い、甘い分泌液によりすす病を媒介します。ペチュニアなどのナス科やハイビスカスやランタナ、シソ科のハーブなどに発生。
病気や害虫を発生させない条件とは何か?
まずは丈夫で健全な株に育てることが、病害虫を寄せつけにくくします。日当たりや風通しのよい環境も大切です。
チッ素分の多い肥料や肥料過多は植物を軟弱にして病虫害を招きやすくしますが、肥料切れや水切れも植物を体力不足にしがちなので気をつけます。
もともと病害虫に強い夏の植物や品種もあるので、そうした草花を選んで栽培すると病害虫のストレスが少なく夏のガーデニングが楽しめます。
例えば、ジニア’プロフュージョン’、スーパーチュニア、スーパートレニア‛カタリーナ’、メカルドニア’ゴールドダスト’、ニチニチソウ、マリーゴールド、ゼラニウム、センニチコウなど。
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