記事ランキング マンガ 連載・特集

【ガーデニング】気温20℃が注意信号!苦手な病害虫に備えよう

公開日

更新日

光武俊子

そのほか、よく目にする害虫

ヨトウムシ

幼虫はおもに夜、茎葉を食害するため夜盗虫と呼ばれます。見つけにくい害虫ですが、虫食い穴を見つけたら葉の裏や株元の落ち葉の下、鉢底などを探して捕殺します。糞が落ちていて見つかることも多いです。

【ガーデニング】気温20℃が注意信号!苦手な病害虫に備えよう(画像9)

発生しやすいカーネーション

コガネムシやネキリムシの幼虫

元気のない鉢植えの根鉢

根鉢とは、鉢植えの植物を鉢から抜いたときに、土と根がかたまりになっている部分のことを指します。

詳細を見る
を抜いてみると、根がほとんどなくて驚かされることがあります。コガネムシやネキリムシが地中に卵を産み、幼虫が根を食害するわけです。ブルーベリーなどを栽培するときは、株元をネットで覆うこともあるそう。気になる植物の株がぐらついたら根鉢

根鉢とは、鉢植えの植物を鉢から抜いたときに、土と根がかたまりになっている部分のことを指します。

詳細を見る
をよく観察して、新しい土で植え替えましょう。

【ガーデニング】気温20℃が注意信号!苦手な病害虫に備えよう(画像10)

発生しやすいバラ

オンシツコナジラミ

1970年代に北米や中南米から、観葉植物とともに渡来したとされます。20℃くらいで盛んに繁殖。幼虫からカイガラムシ状になって葉裏などで植物の汁を吸い、甘い分泌液によりすす病を媒介します。ペチュニアなどのナス科やハイビスカスやランタナ、シソ科のハーブなどに発生。

【ガーデニング】気温20℃が注意信号!苦手な病害虫に備えよう(画像12)

発生しやすいペチュニア

病気や害虫を発生させない条件とは何か?

まずは丈夫で健全な株に育てることが、病害虫を寄せつけにくくします。日当たりや風通しのよい環境も大切です。

チッ素分の多い肥料や肥料過多は植物を軟弱にして病虫害を招きやすくしますが、肥料切れや水切れも植物を体力不足にしがちなので気をつけます。

もともと病害虫に強い夏の植物や品種

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

詳細を見る
もあるので、そうした草花を選んで栽培すると病害虫のストレスが少なく夏のガーデニングが楽しめます。

例えば、ジニア’プロフュージョン’、スーパーチュニア、スーパートレニア‛カタリーナ’、メカルドニア’ゴールドダスト’、ニチニチソウ、マリーゴールド、ゼラニウム、センニチコウなど。

▼あわせて読みたい▼

>>【ガーデニング】放っておいても来年も楽しめる!こぼれダネで咲く草花[8選] >>【ガーデニング】初夏を彩る球根植物8選 視線を引きつける主役級ぞろい >>【ガーデニング】初めてでも簡単!秋まで咲く一年草[8選]タネからチャレンジ!

PICK UP 編集部ピックアップ

グラウンドカバーとは、地表を這うように広がり、地面を覆う植物を指します。クリーピングタイム、シバザクラなどが代表的で、雑草の抑制や土壌の乾燥防止、美観の向上に役立ちます。

詳細を見る

マルチングは、土の表面をワラやバーク(樹皮)チップ、プラスチックフィルムなどで覆うことです。乾燥防止、雑草抑制、土の流出防止、地温調節などの効果があります。

詳細を見る

剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

詳細を見る
画面トップへ移動