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【ガーデニング】初夏に咲く青い花9選。「草丈」で組み合わせよう!

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光武俊子

<草丈が低い青い花>

あふれんばかりに群れ咲く【イソトマ(ローレンティア)】

寒さに弱い多年草一年草扱い) 
開花期/5~7月、9~10月

切れ込みの多い葉を茂らせた株に、パッチリ開く星形の花が群れ咲きます。夏の蒸れを嫌うので一度切り戻すと、秋にまた開花。草丈は低いといっても30㎝ほどになり、コンテナに仕立てるとあふれんばかりの花飾りが楽しめます。寒さに弱いので、一年草として扱います。

横に広がる株を吊り鉢などで【エボルブルス(アメリカンブルー)】

寒さに弱い多年草一年草扱い) 
開花期/5~10月

美しい青色の花が印象的で、アメリカンブルーとも呼ばれます。横に広がるほふく性なので、吊り鉢や脚つきのコンテナに飾ったり、グラウンドカバーにも利用できます。暖地では戸外で冬越しできますが、ほぼ一年草扱い。伸びる茎を切り戻して花数をふやしましょう。

分枝して横に広がる野趣ある低木【ミヤマホタルカズラ】

常緑性低木 
開花期/4~5月

よく分枝しながら地面を這うように広がる低木です。冴え冴えした青い花は小さくても目をひきます。ヨーロッパ南西部の水はけよい砂地や林の中に自生するものなので、高温多湿の日本の夏は苦手です。乾き気味に管理して、梅雨前に切り戻して風通しよくします。

青い花を引き立てるカラーコーディネート

青い花を庭やベランダで楽しむときに、草丈に次いで注目したいのが組み合わせる植物の色です。青色の濃淡グラデーションもステキですが、白い花やシルバーの葉ものなどと合わせると、さらに涼しげなやさしい雰囲気になります。

ブルーサルビア ペチュニア シルバーレース

ブルーサルビアに白のペチュニアやシルバーレース

紫に近い花色でしたら、同系色の赤~ピンクとの相性もバツグン。ビビッドで華やかな組み合わせになります。
青や紫の反対色(補色)にあたる黄色やオレンジ色との組み合わせも、お互いを引き立て合ってインパクトがあります。

お気に入りの青い花をいっそう魅力的に見せる花色との組み合わせを工夫して楽しんでみましょう。

デルフィニウム トロリウス キンバイソウ

デルフィニウムとトロリウス(キンバイソウ)

※2023年5月31日に配信した記事を再編集しています。

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シェードガーデンとは、日陰や半日陰の場所に適した植物を中心に植栽し、明るさの少ないスペースでも美しい景観を楽しめるよう工夫されたガーデニングスタイルのことです。落葉樹の足元や建物の北側など直射日光が届きにくい場所で植栽されることが多く、シダ類やホスタ、アジュガなど葉の色や形に特徴のある植物を組み合わせて、涼やかで落ち着いた雰囲気を演出するのが特徴です。

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グラウンドカバーとは、地表を這うように広がり、地面を覆う植物を指します。クリーピングタイム、シバザクラなどが代表的で、雑草の抑制や土壌の乾燥防止、美観の向上に役立ちます。

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切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

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八重咲きとは、花びらがたくさん重なって咲く花のことです。通常の花よりも華やかでボリュームがあり、豪華な印象を与えます。バラ、ダリアなど、多くの植物に八重咲きの品種があります。

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斑入りとは、白や黄色、クリーム色など、本来の植物の色とは異なる色の模様が入っている状態のことを指します。斑入りの葉の植物は観賞価値が高く、花が咲かない季節でも楽しめますが、日差しが強すぎると、斑の部分が茶色く焼けてしまうことがあります。

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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原産地とは、植物がもともと自生していた地域のことで、その植物が最も自然に近い形で育つ環境条件(気温、降水量、土壌など)を知る手がかりになります。例えば、地中海沿岸原産のラベンダーは乾燥した日当たりのよい場所を好み、湿気には弱いといった具合に、原産地を知ることで栽培環境の調整や越冬管理の参考になります。園芸で植物の性格を理解するには、学名や品種だけでなく、この「原産地」への理解も大切です。

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冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

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一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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花穂とは、棒状に長く伸びた軸に花が密集して咲く花序の一種で、ラベンダーやミントなどのシソ科植物に多く見られます。花穂は多数の小さな花がまとまって咲くことで、視覚的にも香りの面でも存在感があり、昆虫を引き寄せる効果が高い形状です。ドライフラワーやポプリにも利用されることが多く、観賞と実用を兼ねた人気の高い花序形態です。

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球根とは、植物の栄養を蓄えた地下の器官で、翌年の発芽や開花に必要なエネルギーを蓄える役割を持ちます。チューリップやヒヤシンス、ユリなどが代表的な球根植物で、秋に植えて春に咲く秋植え球根、春に植えて夏に咲く春植え球根などに分類されます。球根は植え方や植えつけ時期、水はけのよい土などの条件を整えることで、毎年美しい花を咲かせることができます。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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低木とは、一般的に高さが約2メートル以下の小型の木を指します。ガーデニングでは庭の縁取りやアクセントとして使われることが多く、ツツジやユキヤナギ、ローズマリーなどが代表的です。剪定がしやすく、生長も制御しやすいため、初心者にも扱いやすい特徴があります。また、低木は季節ごとの花や葉の変化を楽しむことができ、庭に四季折々の彩りをもたらします。

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