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54歳で薬膳教室をついに開く「無愛想だった息子が、友人に私を自慢してくれました!」【50代の仕事始め#4中編】

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さらに中医師資格を目指して

そしてそれだけでは終わらなかったのが清水さんのすごいところです。
「薬膳の背景にある中医学まで学べば、より深く伝えられるのでは」と考え、漢方薬の処方なども学べる中医学の学校へ進学。

そこは3年がかりの本格的な内容で、
「50代で難しい漢方薬の名前が覚えられるか心配でしたが、試験前には語呂合わせを使って覚えました(笑)」

そして、57歳の時に念願の中医師資格に合格しました。

54歳で薬膳教室をついに開く「無愛想だった息子が、友人に私を自慢してくれました!」【50代の仕事始め#4中編】(画像2)

薬膳、中医学を学んだときの教科書。「こんなの覚えられるのかしらと不安になったものです」

薬膳は、自分だけでなく周囲の人々を元気にしてくれるもの。

清水さんの薬膳教室では、受講者一人一人の体質や悩みに寄り添うことを大切にしています。

実は、こうした教室のスタイルには、清水さん自身の性格が大きく反映されています。

「アメリカにいたころのセラピーで、“本来の私”ということを考えたときに、自分は “食べる”ことに興味があってずっと惹かれてきた、人と話すことが好き、頼られると放っておけない性格だと気づいたんです」と語る清水さん。

食べることの楽しさを分かち合い、体調について語り合い、必要があれば一歩踏み込んでケアする。

そんな“寄り添う”関わりこそが、彼女の教室の大きな魅力でもあるのです。

54歳で薬膳教室をついに開く「無愛想だった息子が、友人に私を自慢してくれました!」【50代の仕事始め#4中編】(画像3)

「気滞の薬膳」がテーマの回の献立。気の巡りを整える料理の数々と薬膳茶。

そんな清水さんの薬膳教室では、毎回テーマに沿った薬膳の理論を学び、料理の実習、そしてそれを味合うことで、楽しみながら薬膳を身につけていきます。

後編では、簡単な薬膳茶のレシピも教えていただきましょう。

▼後編はこちら▼


>>61歳・薬膳講師の清水耀尚子さんが伝授!「梅雨時期のむくみ・頭痛に効く」薬膳茶レシピ【50代の仕事始め#4後編】

PROFILE
清水耀尚子(よしこ)さん・61歳。薬膳講師。
大学卒業後メーカーに勤務。1992年、イギリス赴任になったご主人に帯同するため退職。5年滞在した同地では、イングリッシュガーデンの美しさに感動し、インテリア誌で花関連の連載を持ち、書籍も出版。2006年には再度アメリカへ。駐在中のある出会いから食の大切さに目覚め、帰国後、薬膳に巡り合う。その後、薬膳、中医学の資格もとり、自宅で開いている薬膳料理教室「ブルーミングロータス」では、資格取得コースも開講。家族は60代のご主人と、独立した20代のお子さんが二人。
HP:https://bloominglotuscc.amebaownd.com/
教室Instagram: @blooming_lotus_yakuzen_
個人Instagram

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