54歳で薬膳教室をついに開く「無愛想だった息子が、友人に私を自慢してくれました！」【50代の仕事始め＃4中編】

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40代後半での薬膳スクール入門

アメリカ駐在中、ある女性から聞いた「チャイニーズダイエット」という言葉だけを頼りに、体調回復の糸口を探していた清水さん。

しばらく経っても、現地のチャイナタウンではこれといった情報には出会えず、その想いを抱えたまま帰国しました。

「それがなんと日本に帰ってきた頃、調べてみると薬膳教室がいくつか見つかって。『あのおばあさんの言っていたのはこれに違いない！』と思って、すぐに申し込んだんです」

そして自分の体調のために通い始めた薬膳教室。お茶や食事を変え、実践を重ねるうちに、アメリカで回復しつつあった体調がさらに改善し、いつの間にか元気な自分を取り戻していることに気づきました。

「薬に頼らず、毎日の食事で体も心も整えられるのだ」と、まさに目から鱗の体験だったと語ります。

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疲れやすい、手指がこわばる、汗をかきやすい……。これまで経験したことのない体調不良に戸惑う時期ですが、この時期の不調は「これって更年期？それとも単なる老化？」と判断がつきにくいものも多く、どう対処すればいいのか不安を抱える人も多数。

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54歳で、薬膳教室をスタート

「思えば、30代後半からの体調不良は、ひどい不定愁訴だったのかもしれません。
そこに今度は更年期の不安も重なるころだったのですが、薬膳でセルフケアをするようになってから元気に過ごせるようになって、本当に嬉しかったですね」

今度は自分だけでなく、悩んでいる多くの、特に女性に伝えて応援していきたいなと、教室をやってみようと思うようになり、2年ほどかけて薬膳講師の資格をとりました」

そして、ついに薬膳教室をオープン。54歳での挑戦でした。

「また体調を崩したらどうしようと不安もありましたし、家事もある中で教室の準備や後片付けは大変でした。でも夫の協力に支えられて、タイムパフォーマンスを意識するようにもなりました」

ちなみにご家族や周りの反応は「無愛想だった」当時高校生の息子さんも、お母さんの‘’再起動‘’がとても嬉しかったようで、
「『うちの母さん、料理教室やってるんだ』と友人に自慢？していたりして、嬉しかったですね。

周りの友人たちは子育てが一区切りついて、50代はゆっくりしたいという感じだったので、私が教室を始めることに驚いていましたが、最初の集客がままならない頃にみんな参加してくれて、本当に感謝しています。

レッスン初参加後は、『この仕事、あなたにピッタリだね』と言ってくれる友人が多くて、この仕事が自分に合っているという自信にもなりました」