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正解なんてないから皆さんの声を聞きたい!【老人ホーム】は親不孝ですか? 読者アンケート結果を公開

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ゆうゆう編集部

老いていく親の「少しでも長く家にいたい」という願いをうち消し、施設に入れることは親不孝なのでしょうか? 人や家庭ごとに事情が違うからこそ、皆さんの声を聞き、「私ならどうするか」を考えてみませんか。

書籍アンケートによる皆さんの声

在宅介護の限界を感じたのはいつ?

老老介護が限界に

父は73歳のときに脳梗塞で半身不随に。リハビリもうまくいかず、施設入居を拒み、在宅介護に。だが老老介護も限界を迎えたため、「ショートステイするだけ」と伝えて無理やり入居。いまだに「いつ帰れるのか」と文句を言っている。
(ともみんさん・54歳)

熱中症で救急搬送

認知症の母は真夏にもエアコンを使わず、自宅で熱中症に。救急車を呼んだとき、「施設に入れなくては」と考えた。
(茶わん蒸しさん・60歳)

脊柱管狭窄症で歩行困難に

母は脊柱管狭窄症が悪化し歩行が困難になった。3カ月の入院中に施設を探し、自宅に戻ることなく、そのままサ高住に入居。母を一晩だけでも自宅に戻してあげたかった。
(О次郎さん・59歳)

施設選びの決め手は?

通いなれた併設施設に

認知症の義母は病院併設のデイサービスに通っていた。入居するならどうしてもここがいいと思い、部屋が空くまで待って入居。入居時も義母はいつものデイサービスに行くと思って家を出られた。
(うさぎのみみさん・61歳)

同程度の介護度が多い施設に

見学で訪れた施設の職員さんに「築年数のたっている施設は、介護度が進んで高い人が多い。要介護1くらいの人は築年数が浅い施設のほうが、同じような人がいる」と言われたことが印象に残っている。とくにグループホームのように少人数の施設だと、重度の人の割合が多いと話す相手もいない。
(すずなさん・62歳)

入居の日、 親の表情は?

背筋を伸ばし座り続けた母

認知症の母を新幹線で青森の施設まで連れていった。説明してもすぐに忘れてしまうので、結果としてだまし討ちのように。新幹線の中で怒りだすのではと心配したが、何かを覚悟したかのように背筋を伸ばし、前を向いて座り続けた。人生の転機のようなものを感じたのかもしれない。
(ジンさん・59歳)

寂しさのなかに安堵も

義母が施設に移るとき、家の前で写真を撮った。長年住み慣れた自宅を出るのは寂しそうだったが、娘の近くに行ける安堵感もあった気がする。だが、飼っていた犬との別れはつらそうで、私も涙がでた。
(クニさん・66歳)

マンガで解決 老人ホームは親不孝?: 親も子も失敗しない施設の選び方

上大岡トメ著 畠中雅子監修 主婦の友社

トメさんが高齢親の介護を体験し、その不安や困りごとをマンガで解決する人気シリーズの第3弾。老人ホーム選びのヒントと、勇気をもらえる言葉が満載。

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※この記事は「ゆうゆう」2026年1月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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