記事ランキング マンガ 連載・特集

週刊誌に書かれた“あやしい噂”も笑い話に【美川憲一さん×安奈淳さん】の長い友情と「歌い続ける」日々

公開日

更新日

依田邦代

お互い、80歳も近いけどしぶとく歌い続けるわ!

––––お二人は昔からの知り合いですか?
美川 私が安奈さんのファンで、よくステージを観に行っていたの。「ベルばら」よりもっと前よ。
安奈 その当時、男性のお客さまは今よりももっと少なくて。美川さんは、いつも一番前に座られる。目立たないようにメガネかけてマスクするから余計目立つ(笑)。東京宝塚劇場で「虞美人」をやったときには楽屋に来てくださって、私があぐらをかいて項羽役のお化粧をしているのを横で横座りでじーっと見てらした。宝塚のお化粧は特殊だし、男役だから珍しかったんでしょうね。今は男性が楽屋に入るなんてとんでもないけど、その時代はゆるかったから。その後、二人があやしいと噂になったの(笑)。
美川 週刊誌に書かれたわね。
安奈 6人で食事したのに週刊誌には二人で食事をしてたって。ウソばっかり。そういうこともありました(笑)。
美川 私は今年80歳。でも、年齢のことは深く考えないようにしている。
安奈 私は来年80歳。母は58歳で亡くなったから、私もそのくらいまでかなと思っていたけど、ここまで生きた。母が守ってくれているのかも。
美川 そうよ。死を身近に感じたことのある人は強いわよ。いろんなものを達観して、強く生きられるのよ。
安奈 今はもう怖いものもあまりないですよ。人間って面白いわね、年をとると物欲もなくなる。
美川 えっ、私はまだあるわ。今もルイ・ヴィトンに凝っていて、よたよたしながら買いに行ってる。
安奈 デパートは好きで、よく見て回るけど、欲しいものがないの。
美川 あらぁ、つまらないわね。私はまだダメだわ。でも、欲しいという気持ちがあるうちは大丈夫だと思っているの。欲は大事よ。
安奈 確かにそうね。
美川 欲張って、しぶとく生きて、歌い続けるのよ! 頼んだわよ。

「しぶとく生きる」 美川語の衝撃誕生秘話

私の実母は、だまされて私を産んだの。実の父親には妻子がいたのに黙っていて、母が身ごもったと聞いても喜ばなかったそうよ。そして、「元気な赤ちゃんが生まれるビタミン剤だよ」って薬を持ってきたんですって。母は女の勘で、それを飲まずに捨てたの。おかげで私が生まれた。私が中1のときに、その話を母がしたの。「あんたは本当は世に出なかった子なのよ。だけど、しぶといから出てきた。絶対に負けない子なんだから、何があってもあきらめちゃダメよ」って。母はそうやって私に強く生きることを教えたの。

▼あわせて読みたい▼

>>【残間里江子さん・76歳】ひとり黙々と一万歩歩くより 「人とわいわい」がフレイルを遠ざけます >>美容研究家【91歳・小林照子さんの現在】若さを保つ秘訣は?仕事を続けられている理由も >>【大竹しのぶさん・68歳】寂しさよりも楽しさが上回る!今は久々のひとり暮らしを満喫してます

撮影/山田崇博
取材・文/依田邦代

※この記事は「ゆうゆう」2026年5月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

「アスタリフト」をたった7日試しただけでわかったこととは

「アスタリフト」をたった7日試しただけでわかったこととはPR

詳細はこちら
画面トップへ移動