温活のためにまず取り組みたいのは? どの部位を動かすと効率的? 石原新菜先生の【冷えとり講座】
ストレッチで内臓の働きアップ
体を伸ばしたり、股関節を動かしたり、ストレッチで筋肉や関節がほぐれると、血行がよくなり、内臓の働きがアップします。
朝のストレッチは交感神経を刺激し、夜のストレッチは心身をリラックスさせてくれます。1日2回を目標に行いましょう。またお風呂上がりのストレッチは、さらに血流を促進し、むくみを解消します。
【全身ストレッチ】
あおむけになり、両手はバンザイの状態で、全身を上下に伸ばす。伸ばしたら、一気に脱力。これを数回繰り返す。
【上半身ストレッチ】
四つんばいの姿勢で、片方の手を水平に上げ、上げた手と反対側の足を水平に伸ばして、しばらくキープする。
【股関節ストレッチ】
床に座り、ひざを曲げて両方の足裏を合わせる。そのまま両ひざが床につくように上体を前傾。4~5回繰り返す。
「腹式呼吸」はストレス冷えに効く
鼻から吸って、口から吐く腹式呼吸は、ストレスで血流が悪化する「ストレス冷え」に効果的。目を閉じて、お腹を膨らませながら、鼻から息を吸い込んだら、お腹をへこませながら、口からゆっくり吐き切りましょう。
立っていても、座っていても、寝たままでもOK。ストレッチのあとに行うと、さらにリラックスできるでしょう。
「ちょい筋トレ」も積もれば山になる!
なかなか運動する時間がとれないときも、隙間時間に筋トレすれば、それが積み重なって、けっこうな運動量になります。エレベーターを待っているときにスクワットや壁腕立て伏せ、電車に乗っているときは、つま先立ちなど、待ち時間や移動時間も、絶好の筋トレタイムです。移動も車ではなく、なるべく徒歩か自転車で。 医師 いしはら・にいな いしはら・にいな
※この記事は「健康」2022年秋号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
★合わせて読みたい★
【冷えとりクイズ】赤ワインと白ワイン。冷えとり的にはどちらが正解? 牛乳とチーズでは?【温活】
石原新菜
イシハラクリニック副院長。漢方医学、自然療法、食事療法により、さまざまな病気の治療にあたっている。親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。著書に『やせる、不調が消える 読む 冷えとり』(主婦の友社)など多数。
イシハラクリニック副院長。漢方医学、自然療法、食事療法により、さまざまな病気の治療にあたっている。親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。著書に『やせる、不調が消える 読む 冷えとり』(主婦の友社)など多数。