ノートは無地派?方眼派?「考えごとをまとめやすい」といわれる方眼罫の実力とは
子どものころ、お気に入りの消しゴムやをえんぴつを、かわいい筆箱に入れて持っていたマチュア世代のみなさんも多いことでしょう。文字と文房具に並々ならぬ関心と愛情をもつ、文具ライターの小日向 京さんに、方眼罫のノートについて語っていただきます。
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【万年筆】で手書き文字に〝味〟を加える。縦線は太く、横線は細く書ける優れものを紹介
ノート記述やメモなどで「方眼罫に書くと考えごとをまとめやすい」という「方眼派」が多くいます。
筆者が子どもだった1970年代は、方眼罫というと理科の授業で使われる1mm罫のものでした。水色の罫線に、1mm・5mm・10mm・50mmで数えやすく目印になるよう線の太さが変えてあり、周りには余白があるというもので、こちらは「方眼用紙」という名で現在も販売されています。
それとは別に、いつの頃からか「5mm方眼」が登場しました。こちらは紙面全体が方眼罫で余白はなく、レポートパッド型になっていたり、綴じノート型になっていたりします。
オレンジ色の表紙とパープル色の罫線がトレードマークであるフランスの「ブロック ロディア」はその代表格で、1934年から製造されているといいます。
では日本で5mm方眼が登場したのはいつだったのか?
その始まりが冒頭写真の製品で、オキナ株式会社の「プロジェクトペーパー」。1982(昭和57)年に誕生しました。
このプロジェクトペーパーを、今回の話題にします。
オキナ株式会社は1916(大正5)年に個人経営で創業。封筒作りを始め、1938(昭和13)年に社名を中井紙製品工業株式会社として、1965(昭和40)年に現在の社名となりました。
オキナの封筒製品は、事務用封筒や日常のレターセットで目にすることが多いのではないでしょうか。無意識にリピートしていた事務用封筒が使いやすいと思っていたらオキナのものだった、という経験もあるのではと思います。
そんなオキナが作るプロジェクトペーパーは、『この世界はひらめきと創造と 無数のプロジェクトで成り立っている』というコンセプトのもと、シリーズ多数のラインナップを展開しています。
なかでもプロジェクトペーパーの定番として親しみやすい製品が冒頭写真の「A4サイズ・100枚」で、レポートパッド状に天のりで綴じられ、1枚ずつ切り離して使うものです。
写真ではグレーに見えがちですが、実際は爽やかな水色の罫線をしています。方眼罫をガイドラインとして使いたい時には目に留まり、罫線の助けを借りず無地感覚で書きたい時には邪魔にならない淡さで、コピーした時に罫線がほぼ写らないという機能もあります。
紙面の四辺中央には薄く目印が付いており、「縦・横の中央位置」を把握しやすくできているのもありがたいところです。
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