「ヨーグルトは毎日違う銘柄を食べるといい」はホント?免疫力を上げる【腸活】ウソorホント10問
⑥腸内細菌を増やすヨーグルトは、毎日違う銘柄のものを選ぶ
ウソ!最低でも1週間は同じものを食べて
ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌やビフィズス菌は、なかなか腸内に定着しないもの。
できれば10日〜2週間、毎日同じ銘柄のヨーグルトを食べ、菌の定着を促して。
一定期間続けても便通などに変化がなければ、違う銘柄のヨーグルトを試してみるといいでしょう。
ヨーグルトは食後に食べて!
⑦腸活のためにバナナを食べるなら、熟したものより青いバナナ
ホント!若く青いバナナは食物繊維が豊富
オリゴ糖を含み、ビフィズス菌入りのヨーグルトと相性抜群のバナナ。
若く青いものは難消化性でんぷんという食物繊維が豊富で、整腸作用があります。
熟したバナナには白血球の増加を促し、免疫力を高める作用があるため、どちらもよく食べて。
バナナはヨーグルトと一緒に食べて
⑧ぬか漬けはよく洗ってから食べたほうがいい
ウソ!ぬかこそ乳酸菌の源。軽く拭き取る程度に
ぬか漬けは米ぬかに乳酸菌を加えて、発酵させたぬか床に漬けて作ります。
そのため乳酸菌を豊富に含みますが、ぬかこそ乳酸菌の源なので、多少残った状態で食べましょう。
あまりきれいに洗い流さず、キッチンペーパーなどで軽く拭き取ると◎。
⑨納豆を食べるなら朝よりも夜
ホント!血液サラサラ効果のある納豆は夕食で
腸活のために毎日食べたい納豆。
納豆に含まれるナットウキナーゼには血液をサラサラにする効果があり、食後10〜12時間は活発に働きます。
睡眠中は血液が固まりやすい状態になるため、夕食に納豆をとると腸と一緒に血液や血管、心臓も守ることができます。
⑩野菜の栄養をしっかりとりたいなら、温野菜より生野菜
ウソ!温野菜のほうが栄養の吸収力アップ
食物繊維はじめさまざまな栄養を含む野菜は、毎日しっかりとりたいもの。
体を冷やさずにたっぷりとるためには生野菜よりも温野菜で食べるほうがいいでしょう。
加熱し過ぎると栄養分が壊れたり、流出することもあるため、スープにして丸ごといただくのがおすすめ。
冬は野菜スープが◎
※この記事は「健康」2024年冬号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
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医師
石原新菜
いしはら・にいな
イシハラクリニック副院長。漢方医学、自然療法、食事療法により、さまざまな病気の治療にあたっている。親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。著書に『やせる、不調が消える 読む 冷えとり』(主婦の友社)など多数。
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