記事ランキング マンガ 連載・特集

【ガーデニング】バラの冬仕事は1月からの今が本番!元肥を与え、苗を鉢に植えよう

公開日

更新日

吉原美奈子

【ガーデニング】バラの冬仕事は1月からの今が本番!元肥を与え、苗を鉢に植えよう

剣弁高芯咲きの黄バラとユリがシンプルモダンな室内にキリリとした明るさをもたらしています。クリスマスやお正月が終わったら、こんな花たちで日常をスタートするのもいいものです。

冬はバラの植え付け、鉢替え、剪定

剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

詳細を見る
、つるバラの誘引

誘引とは、植物の枝やつるを支柱やフェンスに沿って結びつけ、形を整えたり、日当たりをよくしたりする作業です。生長に合わせて、ひもなどでやさしく固定します。見た目を美しくするだけでなく、花つきや収穫量にも影響します。

詳細を見る
と大きな作業が続きます。寒い中での庭仕事は大変ですが、この時期の作業をしっかり押さえておけば5月の美しいバラ庭はほぼ約束されたのも同然。さあ、暖かく身支度して庭に出て、バラのお手入れをしましょう!

★前回はこちら★

【ガーデニング】まずは鉢バラの手入れを!年末からはバラ仕事が目白押し
【ガーデニング】バラの冬仕事は1月からの今が本番!元肥を与え、苗を鉢に植えよう(画像2)

庭のバラを切って積み重ねたら、ガーデンローズの詰め合わせのよう。花を生ける前の少しの時間がとても贅沢なひとときに。夢のような情景ですが自宅の庭に5~6種類のバラがあったら、かないます。

バラの株元を整理し、大切な元肥を与える

庭や鉢に、枯れたりしおれたりしたバラをそのまま残している人はいませんか? 見た目が悪いし、運気も下がるそうなので注意して。2月に入るとバラの冬剪定

剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

詳細を見る
がありますが、それまではハイブリッドティーローズであれば50~60㎝くらいの高さに枝を切り、すっきりさせておくとよいでしょう。これを仮剪定

剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

詳細を見る
といいます。

株元に雑草や枯れたままの一年草

一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

詳細を見る
があれば、それもきれいに取り除きます。ラベンダーなどの宿根草

宿根草とは、一度植えると毎年花を咲かせる植物のことです。冬に地上部が枯れても地下部が生き続け、翌年再び芽を出す植物を指すことが多いです。​

詳細を見る
は冬を越すので見苦しくないように切って形を整えます。庭が片付いたら、バラに元肥

元肥とは、植物を植える前や植えつけ時に、あらかじめ土に混ぜ込んでおく肥料のことです。追肥とあわせて行うと元気に育ちます。

詳細を見る
をあげましょう。元肥

元肥とは、植物を植える前や植えつけ時に、あらかじめ土に混ぜ込んでおく肥料のことです。追肥とあわせて行うと元気に育ちます。

詳細を見る
はバラの基礎体力を作るためのとても大切な肥料です。

バラの元肥

元肥とは、植物を植える前や植えつけ時に、あらかじめ土に混ぜ込んでおく肥料のことです。追肥とあわせて行うと元気に育ちます。

詳細を見る
には、油かすや骨粉、草木灰、くん炭などの有機質肥料が最適です。化成肥料でもバラは育ちますが、有機質肥料は効果がゆっくりと持続し土壌を豊かにしてくれます。豊かな土にはミミズなどの益虫が集まり、ますます土質が良くなるという好循環が生まれます。バラは何十年も生きる寿命の長い植物なので、長い目で見てお世話してあげたいものですね。

【ガーデニング】バラの冬仕事は1月からの今が本番!元肥を与え、苗を鉢に植えよう(画像3)

エントランスに30×30㎝ほどの極小地面を残して、赤いバラを1株植えた海外の住宅。これだけでも道行く人の目を引くに十分です。円形の囲いで株元の土を高く盛り上げている点に、バラへの配慮がうかがえます。

バラの元肥の具体的な与え方

冬の元肥

元肥とは、植物を植える前や植えつけ時に、あらかじめ土に混ぜ込んでおく肥料のことです。追肥とあわせて行うと元気に育ちます。

詳細を見る
は1月~2月上旬に与えますが、有機質肥料は土中で分解されるのに時間がかかるため1月中に与えるのが理想です。順調に育っている成木であれば1株につき、骨粉、油かす、草木灰各250gが適当で、これらをバケツに入れて混ぜます。草木灰が手に入らない場合は硫酸カリ20gでもOK。他に土質改良のために腐葉土をバケツ1杯ほど用意します。

バラの株数が少ない方は、市販のバラ専用肥料を元肥

元肥とは、植物を植える前や植えつけ時に、あらかじめ土に混ぜ込んでおく肥料のことです。追肥とあわせて行うと元気に育ちます。

詳細を見る
に使ってもよいでしょう。

肥料を与える際は、バラの株元から30㎝ほど離れた所にドーナツ型に深さ20~30㎝の溝を掘ります。ここにバケツに混ぜた肥料と腐葉土の8割ほどを入れて周囲の土とよく混ぜます。別の植物が植えられていてドーナツ型の穴が掘れない場合は、4カ所ほど穴を掘って入れれば大丈夫です。

肥料を埋め終わったら、残りの腐葉土を土の表面に敷いてマルチング

マルチングは、土の表面をワラやバーク(樹皮)チップ、プラスチックフィルムなどで覆うことです。乾燥防止、雑草抑制、土の流出防止、地温調節などの効果があります。

詳細を見る
をしておくと雨の跳ね返りや雑草を防ぎ、病害虫からバラを守ります。最後に水をバケツ1杯ほど与えて終了です。なるべく暖かい日の昼までに作業を終えたいものです。

【ガーデニング】バラの冬仕事は1月からの今が本番!元肥を与え、苗を鉢に植えよう(画像4)

‘ダブル デライト’や‘プリンセス ドゥ モナコ’のような花弁に別の色がかかる覆輪のバラは、開花近くに肥料が効きすぎると色が濁ったりしてきれいに咲けません。冬から春の間によい肥料をたっぷり与えておきましょう。

PICK UP 編集部ピックアップ

ピートモスは、寒冷地の湿地に生える水ゴケが堆積し、腐食化した土のことです。酸性で無菌に近く、ブルーベリーなど酸性を好む植物の栽培に適しています。

詳細を見る

鉢底石とは、鉢植えの一番下に敷く軽石などの石のことで、水はけをよくするために使います。鉢の中に水がたまりすぎると根腐れの原因になるため、鉢底石で排水性を高めることが重要です。再利用が可能なので、キッチン用の水切りネットなどに入れて使用すると便利です。

詳細を見る

赤玉土とは、関東地方の火山灰土壌から採取される粒状の土で、園芸用の培養土として広く使用されます。通気性と保水性、排水性のバランスがよく、単独で使用することも他の土と混ぜて使用することもできます。粒の大きさにより小粒・中粒・大粒に分類され、植物の種類や用途に応じて選ぶことができます。

詳細を見る

用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

詳細を見る

大苗とは、ある程度の生長を遂げた苗木のことを指し、特にバラや果樹の苗でよく使われる用語です。根がしっかりと張り、幹や枝が太くなっているため、植えつけ後の活着率が高く、すぐに花や果実を楽しむことができるメリットがあります。

詳細を見る
画面トップへ移動