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【ガーデニング】バラの冬仕事は1月からの今が本番!元肥を与え、苗を鉢に植えよう

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更新日

吉原美奈子

お気に入りの鉢に大苗を植えよう

12月に引き続き、バラの大苗

大苗とは、ある程度の生長を遂げた苗木のことを指し、特にバラや果樹の苗でよく使われる用語です。根がしっかりと張り、幹や枝が太くなっているため、植えつけ後の活着率が高く、すぐに花や果実を楽しむことができるメリットがあります。

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を植えつけるのに最適な時期です。よい苗の選び方と庭に植える方法は以前の記事で紹介しています。今回は鉢への植え方を説明します。

【ガーデニング】5月のバラ庭を夢見て、冬のうちに、さあ苗を植えよう!
【ガーデニング】バラの冬仕事は1月からの今が本番!元肥を与え、苗を鉢に植えよう(画像5)

庭のバラに積もった雪。美しい冬の情景ですが、実際にはバラは仮剪定が終わり、花がついていることはあまりないでしょう。こんなことが起こったらすぐに枝を切り、室内で咲かせてやるといいですね。

8号の深鉢を用意します。鉢は陶器、テラコッタ(素焼き)、プラスチックなど好みのもので問題ありません。スリット鉢といって底の周囲に縦に水はけ部分がある鉢もバラに適しています。テラコッタは乾きすぎることもあるため、日当たりが良すぎる場所では釉薬がかかっているほうが適します。

鉢底に軽石か鉢底石

鉢底石とは、鉢植えの一番下に敷く軽石などの石のことで、水はけをよくするために使います。鉢の中に水がたまりすぎると根腐れの原因になるため、鉢底石で排水性を高めることが重要です。再利用が可能なので、キッチン用の水切りネットなどに入れて使用すると便利です。

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を薄く敷き、赤玉土

赤玉土とは、関東地方の火山灰土壌から採取される粒状の土で、園芸用の培養土として広く使用されます。通気性と保水性、排水性のバランスがよく、単独で使用することも他の土と混ぜて使用することもできます。粒の大きさにより小粒・中粒・大粒に分類され、植物の種類や用途に応じて選ぶことができます。

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の小粒8:ピートモス

ピートモスは、寒冷地の湿地に生える水ゴケが堆積し、腐食化した土のことです。酸性で無菌に近く、ブルーベリーなど酸性を好む植物の栽培に適しています。

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2の割合でブレンドした用土

用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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(または市販のバラ専用の土)を鉢の1/3ほどまで入れます。そこにバラの苗の根をなるべく広げて置き、残りの用土

用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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を入れます。苗の接ぎ口が土に軽く埋まるくらいの高さになるように土で調節してください。

水やり時に水や土がこぼれ出ないよう、鉢の縁の下2~3㎝は土を入れずに残します。

植え終わったら腐葉土や数センチに切ったワラなどを鉢土に敷くマルチング

マルチングは、土の表面をワラやバーク(樹皮)チップ、プラスチックフィルムなどで覆うことです。乾燥防止、雑草抑制、土の流出防止、地温調節などの効果があります。

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をし、底穴からたっぷりと流れ出るまで水を与えます。

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宿根草とは、一度植えると毎年花を咲かせる植物のことです。冬に地上部が枯れても地下部が生き続け、翌年再び芽を出す植物を指すことが多いです。​

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一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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誘引とは、植物の枝やつるを支柱やフェンスに沿って結びつけ、形を整えたり、日当たりをよくしたりする作業です。生長に合わせて、ひもなどでやさしく固定します。見た目を美しくするだけでなく、花つきや収穫量にも影響します。

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剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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元肥とは、植物を植える前や植えつけ時に、あらかじめ土に混ぜ込んでおく肥料のことです。追肥とあわせて行うと元気に育ちます。

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