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【ガーデニング】真夏のバラは「葉」が命!暑さに強いバラ5選

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吉原美奈子

暑さに強いおすすめバラ5選

【アクロポリス ロマンティカ】

明るいベージュにピンクがのる複色で、咲き進むとグリーンがかかったりして多彩な表情を見せます。株はシュラブ樹形で、樹高は1.6mほどに伸び、伸びた枝を誘引して小型のつるバラとしても使えます。黄色の‘ベル ロマンティカ’、アプリコット色の‘ベビー ロマンティカ’など、メイアン(仏)作出のロマンティカシリーズは耐暑性、耐病性にすぐれた品種群です。

【ボレロ】

以前にも登場しているボレロ。白いロゼット咲きの繊細な風情の中輪花ですが、丈夫で育てやすく暑さに強く、バラの天敵である黒星病にも強いのがうれしい。樹高は1mとコンパクトで鉢植えにもぴったり。フルーティーな香りも楽しめます。細い枝にも花をつけるので剪定では深く切らずに、なるべく枝を残すのがポイントです。

【ガーデニング】真夏のバラは「葉」が命!暑さに強いバラ5選(画像5)

今回ご紹介した‘ボレロ’はやさしい雰囲気ながら強健で育てやすく、初心者でも安心。

【アークティック ブルー】

‘北極のブルー’というネーミングからして涼し気なラベンダー色のバラ。季節によってはピンクがのります。丸弁平咲きのフロリバンダ系で樹高は1m前後。耐暑性、耐病性にすぐれ、夏でも花付きが良好です。柑橘系の軽い香りも花形や花色にマッチしていて素敵です。

【マイローズ】

オールドローズイングリッシュローズの優雅な風情にプラスして、耐病性と四季咲き性を併せ持つ‘ロサ・オリエンティス’シリーズ。その中の代表的な赤バラといえます。樹高90cmほどとコンパクトで株のまとまりがよく、鮮やかな赤の中輪花を次々と咲かせます。花が終わったら花がら切りを繰り返せばOKで、夏剪定は特に必要ありません。

【ケアフリー ワンダー】

丸弁平咲きのピンクのフロリバンダ。ケアフリーとは手間いらずの意味ですが、それほど丈夫でほぼ無農薬で育てられる品種として知られます。花弁の裏は白く、時々ピンクに白がフラッシュのように入ったりもします。細い枝にどんどん花がつきます。花がら切りを継続してもよいのですが、軽めの夏剪定をすると一斉に咲いて見事です。

▼▼夏のバラのお手入れの参考に▼▼

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イングリッシュローズとは、イギリスの育種家デビッド・オースチン氏によって開発されたバラの系統で、オールドローズの香りや花形と、モダンローズの四季咲き性、耐病性をあわせ持っています。カップ咲きやロゼット咲きが多く、ナチュラルガーデンにぴったりの優雅な雰囲気を演出します。

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オールドローズとは、1867年に最初のモダンローズである‘ラ・フランス’が登場する以前に育種・栽培されていたバラの総称です。ダマスク系やガリカ系など豊かな香りと花姿を特徴とする系統がいくつかあり、多くは一季咲きです。自然な樹形の美しさから、ナチュラルな庭づくりによく取り入れられます。

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マルチングは、土の表面をワラやバーク(樹皮)チップ、プラスチックフィルムなどで覆うことです。乾燥防止、雑草抑制、土の流出防止、地温調節などの効果があります。

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四季咲き性とは、特定の開花期をもたず、条件が整えば一年に複数回花を咲かせる性質を指します。​バラやベゴニアなどにこの性質をもつ品種があり、長期間花を楽しむことができます。

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一季咲きとは、一年のうち特定の季節にのみ花を咲かせる植物のことを指します。特にバラにおいてよく使われる用語で、春から初夏にかけて一度だけ花を咲かせ、その後は葉の生長や株の充実に向かうタイプの品種を指します。これに対して、四季咲きの植物は年間を通じて複数回花を咲かせる特性があります。

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ロゼットとは、地面に葉が放射状に広がるように生える植物の葉の形を指します。タンポポが代表的な姿です。

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シュラブとは、ガーデニングでよく用いられる低木の総称です。生長が安定し、剪定によって形を整えやすいことから、庭や花壇の基盤となる植栽として重宝されています。バラの一種のシュラブローズも有名で、初心者から上級者まで幅広く愛されています。また、季節ごとの景観を楽しめる落葉樹や常緑樹があり、生育環境やデザインに応じて選べるのも魅力的です。

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地植えとは、植物を鉢やプランターではなく庭の地面に直接植える方法のことで、根が土中に自由に広がるため株が大きく育ちやすく、水やりや肥料の持ちもよくなるといったメリットがあります。例えばバラや宿根草、樹木類などを長期間育てたい場合に適していて、植えつけの際には土壌の排水性や日当たり、風通しなどを考慮して場所を選ぶことが大切です。

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ハダニは、庭や鉢植えでよく発生する小さな害虫で、植物の葉裏に付着し汁を吸うことで被害を与えます。暖かく乾燥した環境を好み、特徴的な斑点模様や葉の変色、枯れを引き起こします。特にバラや観葉植物で被害が目立ち、防除には葉水や専用の薬剤が有効です。定期的な水やりや湿度の管理で予防を心がけることも重要です。

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誘引とは、植物の枝やつるを支柱やフェンスに沿って結びつけ、形を整えたり、日当たりをよくしたりする作業です。生長に合わせて、ひもなどでやさしく固定します。見た目を美しくするだけでなく、花つきや収穫量にも影響します。

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葉水とは、霧吹きなどで植物の葉に直接水をかけることをいいます。乾燥を防ぎ、ハダニなどの害虫対策にもなります。特に室内で育てている観葉植物は空気が乾燥しやすいため、葉水で適度な湿度を保つことが大切です。シリンジとも呼ばれます。

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花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

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樹高とは、地面から樹木の最も高い部分までの高さを指す言葉で、庭木やシンボルツリーを選ぶ際の重要な目安となります。植物の種類や品種によって最終的な樹高には大きな差があり、適切な樹高を見極めて植栽することで、住宅や周囲の景観と調和したガーデニングが実現できます。また、生長のスピードや剪定のしやすさにも関わるため、メンテナンスの観点からも考慮すべきポイントです。

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樹形とは、樹木の全体的な形や姿のことで、自然に育ったままのものから、人の手によって整えられたものまで、さまざまなスタイルがあります。たとえば「立ち性」「横張り性」「ほうき状」などがあり、ガーデニングでは庭のデザインやスペースに合わせて選ぶことが多いです。また、剪定によって希望の樹形をつくることも可能で、生け垣やシンボルツリーなどにおいて重要な要素となります。理想的な樹形を保つためには、生長の段階に応じた手入れや剪定が欠かせません。

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新苗とは、その年につぎ木やさし木でふやされた若い苗のことを指します。​特にバラ栽培において用いられる用語で、春から初夏にかけて販売されます。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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