災害に備えて最低限、用意しておきたい備蓄品はコレ!【防災のプロがアドバイス】
水
1人1日3リットルが目安。分散して保管する
1人1日3リットルの水を最低10日分はストックしておきたい。2リットルのペットボトルなら1人につき15本、2人なら30本のストックが必要になる。「そんなにたくさんの水、置く場所がない」と思いがちだが、工夫次第だ。
「箱から出して、2~3本ずつ分けて寝室やトイレ、玄関、クローゼットなどにと、案外置き場所はあるものです。家の各所に置いてあると、どこかに閉じ込められたときにも助かります」(辻さん)
食料
普段食べているものを多めにストック
米(無洗米)やパスタ、インスタントラーメン、缶詰、レトルト食品など、保存のきくものを多めにストックし、普段の食事で食べたら補充するローリングストックがおすすめ。
「災害時は同じものを食べ続けがちなので、カレー粉やスパイス類などで、味を変えて楽しむ工夫をしたいですね」と辻さん。停電しても、開け閉めしなければ冷凍庫は24時間程度大丈夫。災害時はまず冷蔵庫の生鮮食品から食べ始めよう。
トイレ用品
断水するとトイレの水が流せなくなるので、災害用トイレを準備
トイレは断水時に使えなくなるだけでなく、地震で排水管が破損してしまうと階下に汚水が漏れ出すおそれがある。水を流さず使える災害用トイレは必須だ。
災害用トイレとは、排泄物を入れる袋と吸水シートや凝固剤などのセットで、自宅のトイレにゴミ袋をかぶせた状態で使う。1人1日7~8回はトイレに行くと考えて準備したい。
「ペットシーツと新聞紙、ゴミ袋でも代用できます」(辻さん)