【本物になるために必要】なのは、このひとつだけ!禅僧 枡野俊明さんに学ぶ
がんばりすぎない、惑わされない、負担なく続ける
ただ、現代社会はあまりに情報が多いので、無用に心が揺れてしまいます。たとえばダイエットの場合、10日たっても体重に変化がなければ「このやり方でいいのかな?」と心配になります。つい新しい情報を集め、やり方を変えてしまったり、あきらめてしまったりするかもしれません。100日信じて続ければ効果が表れたかもしれないのに......。
そういう意味で現代は、「本物」になりにくい時代といえるかもしれません。 あっちがいい、こっちがいい、いやそっちじゃないと、さまざまな情報に振り回され、中途半端なものだけが積みあがってしまいがちです。
まずは自分を信じることです。そして信じたものを「続ける」ことです。どんなことでも続けることができれば、揺るぎない力となって自分を支えてくれると私は思います。
ただし、体調が悪いときは無理をしないこと、そして「昨日よりうまくやろう」と成果を求めないことも大切です。細く、長く、負担なく続けることを目指しましょう。
撮影/橋本哲
※この記事は『悩みを手放す21の方法』枡野俊明著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
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悩みを手放す21の方法
枡野俊明著
主婦の友社刊
戸惑ったりイライラしたりの毎日、そんな心を支えてくれるのが「禅」の考え方です。禅というと、坐禅を組むことが思い浮かびますが、禅では生活そのものが修行なのです。歩く、立ち止まる、座る、横になる。そんな日常の立ち居振る舞いすべてが修行になります。この本では、生活の中に禅的なものを取り入れる21の行動(形)を、禅僧である枡野俊明さんが自ら手本を示しながら教えます。まずは呼吸する、立つ、座るといった「形」を整えることから。そして、食事や生活習慣などの行動、コミュニケーションについて。内面(心)を整えるためには、まず形(行動)から入るのです。行動から入れば、心はあとからついてきます。大切なのは、頭で考えたり悩んだりする前に「行動する」こと。この本を読み終える頃には、禅的生活がきっと身についているはずです。困ったり怒りが湧いてきたら、丹田を意識して、息を吐くこと。それも立派な「禅的生活」です。
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