【ガーデニング】パンジーとビオラは何が違う?初心者に役立つ、間違いやすい「似た花」の基礎知識
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光武俊子
切り花から人気の火がついた デルフィニウムとラークスパー
長い花穂がゴージャスな雰囲気のデルフィニウムとラークスパーも、もとは同じデルフィニウム属。一年草 一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。 多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。 一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。
もともと切り花で人気のあった花で、園芸を始めたばかりのころ見分けがつきませんでした。それでもイングリッシュガーデンブームで、デルフィニウムが群植されたステキな庭の写真を目にして、やっと覚えられたものです。
どちらも開花期は5~6月。多年草
見分けるには葉っぱに注目してください。デルフィニウムの葉は深い切れ込みの入ったカエデのような葉で、ラークスパーの葉はコスモスのように羽状の細い葉です。
暑さのなかで長く咲き続ける フヨウとムクゲ
フヨウとムクゲはどちらもフヨウ属の低木です。フヨウの学名はヒビスクス(=ハイビスカス)。南国の花として知られるハイビスカスの仲間でも、寒さに強くて育てやすく、花木 花木とは、季節ごとに美しい花を咲かせる木本植物のことで、観賞を目的として庭木や公園などに植栽されます。ウメやサクラ、ツツジ、ツバキなどが代表的で、四季の移ろいを楽しめます。樹形や花色のバリエーションも豊富で、和風・洋風どちらの庭園にも取り入れやすい植物です。 八重咲きとは、花びらがたくさん重なって咲く花のことです。通常の花よりも華やかでボリュームがあり、豪華な印象を与えます。バラ、ダリアなど、多くの植物に八重咲きの品種があります。
栽培上の違いも開花期で、フヨウの開花期は7~9月、ムクゲは8~10月です。暑さのなかで咲き続けるため生垣や街路樹によく利用されています。夏の宵闇に浮かび上がるようなフヨウの花は大きく、八重咲き
両者を見分けるポイントは2つ。ひとつは雄しべの形で、雄しべの先端が5つに分かれて上にカーブしているのがフヨウ、まっすぐ伸びているのがムクゲです。もうひとつは葉の色形と大きさで、フヨウは大きく明るい緑色で手のひらのような形、ムクゲは小ぶりの深緑色でキクの葉に似ています。