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【ガーデニング】植えつけは今!春に咲かせる一年草・球根・宿根草

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光武俊子

「球根」を植える深さはあまり気にしなくて大丈夫

秋に植える球根植物にはムスカリや原種

原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。

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チューリップなどのように直径2㎝ほどの小さなものから、直径8~10㎝のアリウムやユリのように大きなものまで、さまざまな形や大きさの球根があります。

かつては球根ごとに植える深さの目安が示されたものですが、今では鉢植えでそれぞれの球根の高さの1~2倍深さが一般的と考えられます。庭植えではシャベル一掘り分の深さに植えます。
例外は根が球根の上からも出るユリで、球根の上に深さ10㎝以上の用土

用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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があるように、深く植えるのがおすすめです。

植える間隔も球根1~2個分あけるのが一般的ですが、小球根などはまとめて植えることで見映えがします。球根は気温が15~20℃で水に触れると生育をスタートするので、植えたらたっぷり水やりしましょう。開花までに必要な養分は球根自体がもっているため、元肥

元肥とは、植物を植える前や植えつけ時に、あらかじめ土に混ぜ込んでおく肥料のことです。追肥とあわせて行うと元気に育ちます。

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はいりません。

年末過ぎに植えつけても球根は咲きますが、今から植えてしっかり根を張らせることで、花後に球根を太らせたり分球したりして、次の年も咲く可能性が高くなります。

【ガーデニング】植えつけは今!春に咲かせる一年草・球根・宿根草(画像8)

ムスカリの鉢植え

【ガーデニング】植えつけは今!春に咲かせる一年草・球根・宿根草(画像9)

チューリップは球根の平らな面を揃えて植えると葉の向きが揃う

花のない苗から育てる「宿根草」の醍醐味

先に紹介したパンジーやビオラなどの一年草

一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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に対して、植えると何年も繰り返し咲いてくれるのが宿根草

宿根草とは、一度植えると毎年花を咲かせる植物のことです。冬に地上部が枯れても地下部が生き続け、翌年再び芽を出す植物を指すことが多いです。​

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多年草

多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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)です。チューリップなどが終わる晩春から初夏にかけて、ジギタリスやカンパニュラ、バーバスカムやオダマキなど、多彩な宿根草

宿根草とは、一度植えると毎年花を咲かせる植物のことです。冬に地上部が枯れても地下部が生き続け、翌年再び芽を出す植物を指すことが多いです。​

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が楽しめます。

来年咲く宿根草

宿根草とは、一度植えると毎年花を咲かせる植物のことです。冬に地上部が枯れても地下部が生き続け、翌年再び芽を出す植物を指すことが多いです。​

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は、秋にはまだ花のない小さな苗で出回る地味な存在です。けれども、秋に植えて根を張らせると冬の寒さで地上部が枯れても、春には新芽を出してもりもり成長。見事な大株になって花を咲かせます。春に暖かくなってからも植えつけはできますが、パフォーマンスに大きな違いが出るのを楽しんでください。

何年も育つ宿根草

宿根草とは、一度植えると毎年花を咲かせる植物のことです。冬に地上部が枯れても地下部が生き続け、翌年再び芽を出す植物を指すことが多いです。​

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を庭に植えつけるときは、大株になっても邪魔にならない場所選びが大切。根がよく張るので、深く掘って腐葉土や堆肥などを少し加え、土壌を改良してから元肥

元肥とは、植物を植える前や植えつけ時に、あらかじめ土に混ぜ込んでおく肥料のことです。追肥とあわせて行うと元気に育ちます。

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を施して植えつけます。

園芸愛好家にとって秋は大忙しの季節。私自身、なかなか適期に植えつけできなくて、植えたとたんに寒くなると苗たちがかわいそうに思いますが、それでも健気に冬を乗り越える宿根草

宿根草とは、一度植えると毎年花を咲かせる植物のことです。冬に地上部が枯れても地下部が生き続け、翌年再び芽を出す植物を指すことが多いです。​

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に励まされることが多いです。来年の春を夢見て、今年最後の植えつけを!

【ガーデニング】植えつけは今!春に咲かせる一年草・球根・宿根草(画像10)

ホリホックの苗

【ガーデニング】植えつけは今!春に咲かせる一年草・球根・宿根草(画像11)

ホリホックの花

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PICK UP 編集部ピックアップ

緩効性肥料とは、肥料成分がゆっくりと土壌中に溶け出し、長期間にわたって植物に栄養を供給するタイプの肥料です。追肥、元肥のいずれにも使用され、施肥の手間を減らすことができます。

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寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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鉢底石とは、鉢植えの一番下に敷く軽石などの石のことで、水はけをよくするために使います。鉢の中に水がたまりすぎると根腐れの原因になるため、鉢底石で排水性を高めることが重要です。再利用が可能なので、キッチン用の水切りネットなどに入れて使用すると便利です。

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根腐れとは、土の水はけが悪いことによって、植物の根が腐ってしまう状態をいいます。肥料の与えすぎでも根腐れが起こることがあります。根腐れをほうっておくと、葉がしおれたり枯れたりします。

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培養土とは、植物を育てるために使う土のことです。数種類の土がブレンドされた市販の培養土は、通気性、保水性、排水性、養分のバランスがよく、初心者でも失敗なく植物を育てられます。植物の種類(花、野菜、多肉植物など)ごとに専用の培養土も市販されています。

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追肥とは、植物の生育期間中に追加で施す肥料のことです。​元肥だけでは不足しがちな栄養分を補い、植物の健全な生長を図ります。​

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定植とは、育苗した苗を、最終的な栽培場所に移し植えつける作業のことを指します。ポットや仮植えの状態から、花壇や畑、プランターなどの本来育てる場所へ植え替えることで、植物はより広い空間と栄養を得て健やかに生長します。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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