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【ガーデニング】秋バラの魅力と、長く楽しむ方法は?初心者のバラ育てQ&A

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吉原美奈子

Q 秋バラを長く咲かせることはできますか?

A バラの開花はひとえに気温にかかってきます。厳密には積算気温といって、日々の気温の積み重ねが重要ですが、冬でも最高気温が15℃、最低気温が10℃以上であれば、品種にもよりますがバラは咲き続けます。

東京近郊では12月初旬でもこれくらいの気温の日は珍しくはないでしょう。ただし、その前に強い寒波が来ればバラは花が痛み、開花はできなくなります。

ですから、庭植えならバラを一番日当たりのよい場所に植えることが大事であり、鉢バラなら庭の一番暖かく、寒風が当たらない場所に置くのがポイントです。

夜温が7℃以下になるとバラは生長を止めますが、どうしても咲かせたいバラがあったら軽い不織布の袋を花にかぶせて保温するという手もあります。
その場合、朝日が昇る頃に袋を外すことを忘れないでください。

開花が続く限り水やりは必要で、乾燥した日が続いたら庭植えでは10日~2週間に1回ほど、鉢植えは鉢土が乾いたら水を与えます。

‘シー ユー イン ピンク’は2019年に作出された新世代のバラ。とにかく病気に強く、雨にも負けずによく咲き続けます。(筆者撮影)

Q 秋バラにも病害虫対策は必要ですか?

A 気温が下がるとともに害虫の被害は少なくなりますが、アブラムシなどがつくこともあります。見つけたら手でつぶし、なるべく暖かい日にバラ専用の殺虫殺菌剤を散布します。

また春と同様、秋はうどんこ病の季節であり、雨の後は黒星病が出ることもあるでしょう。
11月に入っても1回はダコニール、サプロールなどの殺菌剤を散布して予防しておくとよいでしょう。株数が少ない場合はバラ用の殺虫殺菌剤でもかまいません。

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