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【着物の楽しみ方】「着物から広がる学びに夢中です」きもの著述家・山崎陽子さん

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ゆうゆう編集部

着物に憧れながらも、着付けが難しい、お金がかかる、ルールが厳しそう……と及び腰になっている人も多いのでは。先入観にとらわれず、自由に着物を楽しむ方々にお話を伺いました。今回はきもの著述家の山崎陽子さんです。

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お話を伺ったのは
山崎陽子さん きもの著述家

やまさき・ようこ●1959年生まれ。
『クロワッサン』『オリーブ』『an・an』の編集をはじめ、多くの女性誌や書籍で編集、ライターとして活躍。
着物歴は10年。かたひじ張らないおしゃれな着こなしが評判に。
著書に『きものが着たくなったなら』(技術評論社)など。
インスタグラム @yhyamasaki

着物との出合いは50代半ば

着物に関する著書をはじめトークショーやインスタグラムでも人気の山崎陽子さん。今では一年の半分ほどを着物で過ごすという山崎さんだが、着物を着るようになったのはわずか10年前、50代半ばの頃。それまでは興味すらなかったと言う。

「女性誌の編集の仕事をしてきたので撮影で着物に触れたことはあったのですが、素敵だなとは思っても、自分とは遠い世界だと思っていました」

仕事柄、むしろ洋服の流行に敏感だったが、50代になると、今どきの洋服をつまらなく感じるようになった。

「デザイナーの個性的なパワーがあふれた時代を知るせいか、今の売れ筋重視の洋服に魅力を感じなくなって。年とともに似合う服が見つけにくくなったこともあるかもしれません」

その頃、同世代の友人に着物に目覚める人が増えていた。

「とある忘年会のドレスコードが着物になり、友人から一式借りて着せてもらいました。それが案外、まんざらでもなくて。ちょっとしたお出かけに着物という選択もあるなと思いました」

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