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【79歳・阿部絢子さん】「年をとってから自由になった。自分の好きなように生きられるから、今が一番楽しい」【後編】

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ゆうゆう編集部

快適な暮らしを提案してきた生活研究家・阿部絢子さんは現在も働いています。仕事と趣味の日をしっかり分けた暮らし方のコツをじっくり伺いました。

79歳・阿部絢子さんの暮らしのコツ
生活研究家【阿部絢子さん・79歳】お金にしばられず、心豊かに暮らすコツとは?

PROFILE
阿部絢子さん 79歳・生活研究家

あべ・あやこ●1945年新潟県生まれ。共立薬科大学卒業。
薬剤師としてメーカーで勤務後、消費生活アドバイザーとして百貨店で、現在は調剤薬局で勤務。

日常を離れての楽しみは「目的のある旅」。グループより一人旅が楽しくなってきた

名所旧跡巡りはしない。だが「これが見たい」と思ったら出かけていく

阿部さんは旅の達人でもある。ただし、旅のスタイルがひと味違う。ガイドブックに載っている名所旧跡、美術館は巡らない。たとえば20年間続いているのが仲間たちとの「たけのこ組」。たけのこをみんなで掘って、料理して食べる。

滋賀県の長浜市のたたずまいも気に入っていて、こちらにも友人がいて、何度も通っている。観光地での記念撮影はしないが、その場の様子はiPadでしっかり撮影している。

生活研究家という仕事柄、研究のためにも全国へ足を運んでいる。師事した吉沢久子さんの未完成の「台所史」を含め、自分は「家事史」の研究と執筆を続けている。そのために話が聞ける人のところへどんどん出向く。

40代後半から50代は大学時代の友人とのグループ旅が多かったが、今は一人か2~3人。一人旅は自由がきき、気ままだなぁと感じられて心地よいそうだ。

阿部さんの旅のPHOTOアルバム

年に一度のたけのこ掘りを20年。収穫時期の4月は友人とともに。若竹煮などのたけのこ料理で旅の収穫を楽しむ。

「滋賀県の長浜市にはまっています」。長浜市の仲間が誕生会を開いてくれた。

右は長浜市にある江北図書館の書籍、左は長浜の昔の地図。気に入ると専門書も買い集める。

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