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【ガーデニング】冬の水やりポイントはこれ!水切れや凍結に気をつけよう

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光武俊子

室内で育てている植物の水やり

室内で栽培する植物は、戸外の植物ほど水やりのタイミングや水温に気をつけなくても大丈夫です。一方で気をつけたいのは、鉢皿に水を溜めないようにすること! 

室内でも水は鉢底から流れるまでたっぷり与えますが、それを鉢皿に溜めたままにしていると、根腐れやカビが発生しやすくなります。水やりした水が底穴からすべて流れ出るまでタイムラグがあるので、ついうっかりしやすいものです。

また、水は茎葉にかけないように株元に注ぐのが基本で、室内栽培では茎葉に積もったほこりを雨が洗い流せません。ときどき浴室に移してシャワーを浴びせたり、葉を拭いてあげると植物が生き生きとします。

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水やりは株元に注ぐのが基本

【ガーデニング】冬の水やりポイントはこれ!水切れや凍結に気をつけよう(画像7)

室内栽培の葉を拭く

冬は湿度にも気をつけよう

冬は室内も乾燥しがちです。鉢植えがあるだけで室内の湿度が保たれるという面もありますが、ときどき換気をしながら加湿することで室温も保ちやすく、植物も人も快適。とくに熱帯原産の観葉植物は、乾きすぎると葉が割れることもあるので、湿度にも気をつけます。

霧吹きで葉水をときどき与えるのもよいですし、加湿器を鉢植えの近くに置くのも効果的です。ただ、水を温めて蒸気にするタイプのスチーム式や加熱気化式の加湿器は、蒸気が熱くなるため植物の直近は避けましょう。超音波式や気化式などなら蒸気は熱くなりません。

水やりとあわせて湿度にも気を配り、寒い季節も植物が元気に過ごせるように! 心がけてまいりましょう!

【ガーデニング】冬の水やりポイントはこれ!水切れや凍結に気をつけよう(画像8)

霧吹きで葉水を与える

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加湿器で湿度をたもつ

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観葉植物とは、花よりも葉の形や色、質感の美しさを楽しむことを目的とした植物の総称です。モンステラ、ポトス、カラテアなどが代表的で、インテリアグリーンとして人気があります。育てやすく空間に潤いを与えるため、初心者からベテランまで幅広い層に愛されていますが、室内管理には日照・温度・湿度・空気の流れなど、繊細な配慮が必要です。身近に置いて葉の表情を見て、植物と会話する感覚が味わえるのも魅力の一つです。

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多肉植物とは、​乾燥地帯に適応するため、葉や茎、根に水分を貯蔵する組織をもつ植物の総称です。アロエ、エケベリアなどが代表的です。​ぷっくりとした独特の形状や多様な色彩が特徴で、室内外の観賞用として人気があります。

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根腐れとは、土の水はけが悪いことによって、植物の根が腐ってしまう状態をいいます。肥料の与えすぎでも根腐れが起こることがあります。根腐れをほうっておくと、葉がしおれたり枯れたりします。

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地植えとは、植物を鉢やプランターではなく庭の地面に直接植える方法のことで、根が土中に自由に広がるため株が大きく育ちやすく、水やりや肥料の持ちもよくなるといったメリットがあります。例えばバラや宿根草、樹木類などを長期間育てたい場合に適していて、植えつけの際には土壌の排水性や日当たり、風通しなどを考慮して場所を選ぶことが大切です。

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冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

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光合成は、植物が太陽の光をエネルギー源にして、二酸化炭素と水から酸素と栄養(糖)を作り出す生命活動の基本です。葉の中にあるクロロフィル(葉緑素)が光を受けることでこの反応が起き、植物の生長だけでなく、地球上の酸素供給にも関与しています。ガーデニングでは、植物が光合成しやすいように日当たりを確保し、葉を健康に保つことが重要です。日陰を好む植物でも、ある程度の光が必要であるため、「光と植物の関係」を理解しておくことは、育てる楽しさを深めてくれます。

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葉水とは、霧吹きなどで植物の葉に直接水をかけることをいいます。乾燥を防ぎ、ハダニなどの害虫対策にもなります。特に室内で育てている観葉植物は空気が乾燥しやすいため、葉水で適度な湿度を保つことが大切です。シリンジとも呼ばれます。

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用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、株元の通気性や湿度が健康維持に大きく関係し、落ち葉や腐葉土のたまり過ぎによって蒸れたり、カビが発生するリスクもあるため注意が必要です。冬越しや剪定後の管理でもポイントになる場所です。

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