【100歳・ひとり暮らしで3食自炊】現役の華道家、中井敏子さんの健康でボケない秘訣とは?
100歳でひとり暮らしができるのは好奇心が旺盛だから
健康の秘訣は「何でも食べること」。好き嫌いが一切なく、特にうなぎと果物が大好き。現在も3食、自分で作って食べる。食材は週に一度やってくる移動スーパーで購入。昆布や魚をよく食べ、特にやわらかく調理する必要はなく、揚げ物も大好き。
もう一つの秘訣が歩くこと。歩くのは得意中の得意。世界一周したのと同じくらい歩いてきた。車の免許がなく、自転車にも乗れないため、若い頃から移動は徒歩。勤務先が遠かったときは毎日往復20㎞を歩いて通った。現在も自宅からバス停まで歩く。
定期的なボランティアも行う。
デイサービスで華道と茶道を教えている。公務員を退職した女性向けに革細工も。生徒は全員年下だ。「デイサービスで教えていると、年寄りって同じこと言うの、面白いな」と話す。
お風呂、相撲中継、「暴れん坊将軍」や韓流ドラマも大好き。いろいろなものに興味があって、スマホも「あんないいものあるなら」と、持った時期も早かった。
長女の美鈴さん(75歳)に敏子さんのひとり暮らしについて伺うと、「心配なことはないです」ときっぱり。家には市の見守りサービスの監視カメラがあり、いつも一番弟子の細井さんをはじめ誰かが来ている。見守っているというより、中井さんのもとに皆が集まっているというほうが正しいかもしれない。周りに人がいるのは、中井さんが昔も今も変わらずにみんなの面倒を見てきたからなのだろう。
中井さん流【ボケない生き方、暮らし方のコツ】
① 楽しく趣味に励み、自信をもって努力する
② 好き嫌いをせずに何でも食べる
③ 歩くことを苦にしない
④ くよくよしない
撮影/坂田 謙
※この記事は「ゆうゆう」2025年2月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
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