「悩むこと自体が目的になっていませんか?」悩みグセを解消する6つの行動・予約の取れない心理カウンセラーがアドバイス
不安を軽くするために今すぐ挑戦したいこと
実証されているデータなどをもとに、心をポジティブに保つ効果的な方法を教えていただいた。どれも生活に取り入れやすいものばかり。楽しく取り入れて、いちいち悩まないメンタルを築こう。
地域や趣味のコミュニティに参加
体を動かす
「幸せホルモン」とも呼ばれる脳の神経伝達物質「セロトニン」が不足すると、不安や恐怖、イライラなどの精神症状が現れます。このセロトニンを増やすためには適度な運動がとても効果的です。ウォーキングやストレッチなど軽い運動でいいので、毎日の習慣にしましょう。
ニュースやワイドショーを必要以上に見ない
CMを含む情報番組は、ほっこりする内容よりも恐れや不安をあおる内容や人と比較する内容が多く、9割程度を占めます。映画やドラマなら自分と切り離した物語として捉えられますが、情報番組は現実。必要以上の不安を抱えないよう情報との距離感を見直しましょう。
自然に触れる
週に20~30分、自然の多い場所に行くとストレスは軽減されることが研究で実証されています。さらによい睡眠につながるという点でも期待されています。公園のベンチにぼーっと座っているだけでも効果があるので、心の疲れを感じたら自然に身を置いて心を癒やしましょう。
踊りや畑仕事などで、腰を落とす姿勢を取り入れる
腰を落とす姿勢が精神面の安定に非常によく、実は、盆踊りや田植え・稲刈りの動きには、不安を鎮める効果があります。最近はレンタル畑なども増えてきました。土に触れる畑仕事は大地とのつながりももて精神面の健康にとてもよいので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
好きなもの・やりたいことを楽しむ
ゴルフにハマっている人の悩みといえば「スコアが伸びない」こと。そんなふうに、目標や趣味があると、悩むことも楽しみのひとつになります。自分自身が楽しんだり学んだりすることはもちろん、「孫を喜ばせたい」と孫が好きなものの研究を楽しむのもいいでしょう。
取材・文/森山佳織
※この記事は「ゆうゆう」2025年4月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
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