50代半ばでゼロから農業を始めた元専業主婦。その仕事選びの極意がすご過ぎた!【50代の仕事始め#2後編】
収入が最優先でないなら好きなことを仕事に!
そんなふうに、その時々で、自分の気持ちに素直に仕事を選んで来た斉藤さんは、
「50代からの仕事、もし生活の基盤がすでにあるなら、自分が心から楽しめることを仕事にするのも良いのではないか」と感じています。
これからの人生で好きなことを仕事にして、元気で生き生きと毎日を過ごすこと。
それは簡単なことではないかもしれませんが、斉藤さんがこのことを大切に思うのは、いま、共同で農地を借りて、いっしょに畑を耕している、60代、70代の先輩方を見ているからだそう。
「歳を重ねると、自然が恋しくなり、還っていくのか——。土をいじっていると元気になるみたい。先輩方も好きな畑仕事をしているからか本当に元気です。
みんなで作った安心でおいしい野菜を食べて、農作業で体を動かすシンプルな暮らしは人間にとってきっと理想的なんでしょうね。今では、みんなで育てた大豆で味噌も作っています」
人生後半の仕事は「自分が元気になれること」を基準に選ぶのもいいよ、と、人生の先輩方が背中で教えてくれているのかもしれません。
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