年金増額は命を懸けた賭け? 年金事務所で判明した追加納付はお得? 繰り下げはお得? 損益分岐点は何歳だ?定年後のシニア女子【年金の疑問】
年金受給時期は早めたり遅らせたりできるそう。その損益分岐点は80歳!?
さらに年金事務所で判明した事実がある。それは70歳まで年金受給開始を繰り下げると40%も増額できること。年金受給の開始時期は、60歳から75歳まで自由に選択でき、遅らせるほど受け取れる年金額は増えていくのだそう。ちょっと奥様、ご存じでした?
うーんしかし正直、5年後どう生活しているかなんてわかりません。
小沢「今選ばなくてよいですよ! 65歳になってから決めましょう!」
あ、FPの小沢美奈子先生の天の声が! ありがとうございます。先生、ちなみに60歳から繰り上げてもいいらしいですが、どう思われます?
小沢「60歳から受給すると、65歳受給額の76%になります。これは1回もらうと一生変わらないのでご注意を」
——うーんでも早く5年分多くもらえるわけですし。一概に損だともいえないような。
小沢「ちなみに現時点で60歳から受給した場合と、65歳から受給した場合の損益分岐点は80歳のケースが多いです」
——それは命を懸けた賭けですね。私個人の感想ですが、自分が80歳まで生きている気がしないので、それなら早くもらっちゃおうかな。
小沢「ただ繰り上げ受給すると、前回説明した追納納付はできなくなったり、寡婦年金や障害年金がもらえなくなるケースもあったりします。60歳現在、年金に頼らず生活できるようなら、繰り上げ受給をする必要があるのかよく考えましょう」
——なるほど。目先の利益に引きずられないように考えなくてはなりませんね」
実は年金にはいろいろある。月400円の上乗せプランって知ってる?
小沢「あ! あと国民年金付加年金という制度について説明はありましたか?」
——ありました。月400円上乗せしたら、200円×付加保険料を納めた月数の金額が上乗せされるってやつですね。数字に弱いので何かのトラップにひっかかってるような気がしますが。
小沢「トラップ(笑)。そんなことはありません。これから2年間400円、要するに9600円払えば、年金額が生涯にわたってプラス4800円になるので小さいようですが損はありません。65歳で年金受給を開始すれば2年後からお得になりますよ。ただ年金事務所で申し込む必要があるので、足を運ばれたのは正解でしたね」
——確かに。私も事務所の窓口で初めて聞きました。先生、シニア女性におすすめの年金って他にもあるのですか?
小沢「年金は特に女性に特化したものはありません」
——では、夫がいる、子どもがいる、などでお得にもらえる年金はありますか?
小沢「お得かどうかはともかく、申請すれば受給できる年金はあります。例えば配偶者が亡くなった時の遺族厚生年金など。受給には条件があるので、それもねんきんネットで調べてみるとよいですね」
——私は夫が年下なので、まだ元気だわ。
小沢「ちょっと残念そうに聞こえるのですが? 配偶者が年下の場合、加給年金というものがありますよ」
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