年金増額は命を懸けた賭け? 年金事務所で判明した追加納付はお得? 繰り下げはお得? 損益分岐点は何歳だ?定年後のシニア女子【年金の疑問】
夫が年下だとお得? 申請すればもらえる加給年金
小沢「厚生年金の被保険者が対象になりますが、自分が受給年齢になったときに配偶者が65歳未満の場合、それが夫であろうと妻であろうと、条件を満たせば年40万8,100円増額して受給できます。条件は、配偶者の収入が前年850万円未満であること、または所得が655万5000円未満であることなどです」
——わー私貰えそう! それ夫には内緒にしておこうっと。ふふふ。それまでは離婚しないようにしなくては。でももしシニア離婚したら、年金の損はありますか?
小沢「離婚をする際は、年金を分割するという方法があると思います。年金の分割には2種類あります。
1つは合意分割といって、2人からの請求により年金を分割する方法です。分割の割合は2人の合意か裁判手続によって決まった割合となります。
もう1つは3号分割。専業主婦の方など、国民年金第3号被保険者であった方からの請求で年金を分割する方法です。この場合、平成20年4月1日以降に結婚した方は得になる可能性が。
これもねんきんネットで調べてみたり、年金事務所に訊ねてみたりするのがよいでしょう。
そうそう、年金分割の話とは別ですが、女性で昭和41年4月1日(1966年4月1日)以前に生まれた方は、特別支給の老年厚生年金の対象者として、65歳より早くもらえる方がいます。これもねんきんネットを。個人で金額は異なるので調べてみましょう。
——ありがたい情報です! そういえば、最近厚生労働省から「国民年金基金」に加入しないかと封書が来ました。これと「国民年金」ってどう違うのですか?
小沢「こちらは昔からある自営業者やフリーランスの方など、国民年金の第1号被保険者の人が入る年金です。65歳からしか受給できませんが、国民年金に上乗せする形でもらえるし、銀行預金よりは利回りがよいですね。毎年社会保険料控除も受けられますし。ただ、条件にもよりますが、受取額が納付額を上回るまでに時間がかかり、60歳から入ると約20年くらい、要するに80歳までは損する可能性があるのです」
——うーんそれはどーなんですかね。びみょーです。
最後に一番大切なことをお伺いしたいです。年金だけで暮らしていけますか?
小沢「それは難しい質問ですね。個々のライフスタイルが異なりますから。ただゆとりある生活は難しいかもです。私はiDeCoで上乗せしています。でもフグコさんは会社員だったので確定拠出型年金もあったのでは?」
——それiDeCoに移管しました。
小沢「えっ!? 60歳でですか?」
——え? それ何か変でした? 先生次回、iDeCoについて教えてください!
▼次回は、iDeCoについて!▼
ご協力いただいた 小沢美奈子先生
ファイナンシャルプランナー。K&Bプランニング代表。
大学卒業後、損害保険会社にて社員教育、研修講師、営業などを経験。会社員時代に取得したファイナンシャルプランナー資格を活かし2015年にK&Bプランニングを開業。Webや雑誌などでのマネー記事執筆、セミナー講師、個人コンサルティング、女性向けマネーコミュニティの講師としても活動。趣味はカメラ、バレエ、犬。著書に『本物の節約・残念な節約』(河出書房新社)
【ホームページ】https://kandbplanning.org/
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