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年金増額は命を懸けた賭け? 年金事務所で判明した追加納付はお得? 繰り下げはお得? 損益分岐点は何歳だ?定年後のシニア女子【年金の疑問】

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吉見フグコ

本記事は、バブル期に入社した会社を60歳で定年退職したばかりの女性が、今までなおざりにしてきたお金の問題あれこれに直面し、右往左往しながら、ファイナンシャルプランナーの先生にご教示いただきつつ、老後のお金問題を解決していく連載である。今回のテーマは年金! 意外と深いテーマであった。3回に分けてお届けする2回目は、年金の繰り下げについてなど。

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「このままだと年金を満額もらえないかも!」定年後のシニア女子が直面した驚愕の事実

<前回のあらすじ>
20歳から就職までの期間に年金の未納期間があることが「ねんきん定期便」をチェックすることで発覚した私。
このままでは年金を満額受給できないが、その期間分を追加で納付すれば満額もらえるらしい。
ねんきんネットでも手続きできるらしいが、私は年金事務所まで足を運ぶことにした。直接担当者と話がしたいシニア女子である。

これから2年国民年金を追加納入すると70歳すぎたら元がとれる。5年払うとどうなる?

前回の流れで年金事務所に行った。相談には身分証明書と加入者番号を伝えることが必須なので私は「ねんきん定期便」を持参。結果からいうと、たいそう親切にいろいろ教えていただいた。対面で人間に相談できることはありがたい。しみじみ。

これから2年(24カ月)任意加入することで増加できる年金額は、年額4万円程度と判明。(2024年8月現在の情報)。2年分の年金額は約40万円なので、それを払っても10年で元がとれる。

あくまで現在の試算で、年金支給状況も変わる可能性はあり、70歳まで生きているかは正直わからない。が、今65歳の女性の平均余命が89.73歳(!すごい長命)を考えると、悪い賭けではないかも。

年金は命を懸けた賭けではありませんよ、という小沢先生の声が聞こえそうだが。

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