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【ガーデニング】リーフプランツ3タイプで庭と寄せ植えをセンスよく![リーフ9選]

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光武俊子

リーフプランツとは、花よりも葉の観賞価値が高いとされる植物です。美しい葉の色・形・サイズによって、庭や寄せ植えで素晴らしい効果をもたらします。すてきな景色づくりには花よりむしろ大きな役目を果たすのでは?と思えるリーフについて紹介します。

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リーフが花を引き立て、魅力的な景色をつくる

園芸愛好家は「花好き」と呼ばれるように、つい花に目を奪われがちです。けれども美しい庭の景色やおしゃれな寄せ植えを見ると、そこにはたいがい花だけでなく、リーフプランツが配置されていて、よい働きをしています。

きれいな花色を引き立てる背景のリーフ、小花をラッピングするような大きなリーフ、立ち上がる花の株元を埋めるリーフ、こんもり咲く花に動きを添えるリーフなどなど……。

さまざまな色形やサイズを組み合わせることで、主役の花々をさらに引き立て、魅力的な景色をつくりだせます。丈夫で育てやすく、庭や寄せ植えで効果的な働きをするリーフプランツを、まずは3タイプ紹介します。

小花を引き立てる大きな葉のギボウシやヒューケラ

<葉面が大きいタイプ>存在感のある葉が花々をまとめる

ギボウシやヒューケラは草丈に対して葉が大きくて存在感があります。庭や寄せ植えに用いると、花のボリュームが少しでも小さな花々でも、花束のラッピングのように花のある景色をまとめます。花だけの植栽よりグッと花が引き立っていると思いませんか。

こんもり茂る草姿が使いやすい【ギボウシ(ホスタ)】

観賞期:4~11月
草丈:10~120㎝(花茎をふくめて)

原産地は日本などの東アジア。欧米で盛んに品種改良され、多彩な品種があります。夏に開花して、冬は地上部が枯れる多年草です。美しい色形の葉がこんもりと茂るので、異なる花色の間をとりもったり、高く咲く花の足元を飾ったりできます。日陰で育てられるのも特徴です。

多彩な園芸品種

アスチルベの株元を飾るギボウシ

どんな花とも合う豊富な葉色【ヒューケラ】

観賞期:ほぼ周年
草丈:20~30㎝

北米やメキシコなどに分布する多年草。赤や紫や黄色にシルバー、さまざまな斑模様が入るものなどバリエーション豊富で、どんな花とも合わせられます。花のない時期も庭やベランダを彩れるので重宝です。下葉が枯れあがって草姿が乱れたら、茎を切って用土にさすと簡単に根づきます。

カラフルな品種群

花壇の縁を飾る初夏の開花期

懐かしい花が魅力的なリーフに【カンナ】

観賞期:6~11月
草丈:30~160㎝

真夏にあでやかな花を咲かせる大型の多年草として、昭和の庭や駅のホームなどで人気でした。近年は鉢でも育てやすいコンパクトな品種や、リーフプランツとして人気の銅葉など、園芸品種が多彩です。冬は落葉して寒さに弱いため、鉢で屋内栽培することで冬越しさせます。

銅葉の園芸品種

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