「大谷翔平がテレビに出ている時はNG」ではいつ夫に家事を頼む?ノーストレスな【夫婦で家事シェア】のススメ
夫は負担を軽減しようとし、妻は不満を軽減してほしい
「これまで家族のためにバリバリ仕事をやっていた。だから家事を手伝えなくても仕方がない。よく聞く論法です。ですが、その男性が定年退職して時間ができたときに家事をやるかといえば、残念ながらNOです」
主婦にとって一番腹立たしいのは、自分が一生懸命に家事をしている横で、時間をダラダラ消費している夫を目撃したときだろう。
「このイライラの原因は、『負担』と『不満』にあります。『負担』は身体的につらい、面倒くさい、大変だというもの。これらは最新家電などでいくらか軽減できます。夫は家事をするとき、まず『負担』を軽減するために家事を手伝おうとします」
【医師がすすめる】更年期にいいサプリメントとは? PR
だるい、手指がこわばる…【医師がすすめる】更年期にいいサプリメント・注目成分の「ゲニステイン」とは?

だるい、手指がこわばる…【医師がすすめる】更年期にいいサプリメント・注目成分の「ゲニステイン」とは?
疲れやすい、手指がこわばる、汗をかきやすい……。これまで経験したことのない体調不良に戸惑う時期ですが、この時期の不調は「これって更年期?それとも単なる老化?」と判断がつきにくいものも多く、どう対処すればいいのか不安を抱える人も多数。
詳細はコチラ不満が募ったときは「してないほうがやる」で解決
だが「負担」が軽減されてもイライラは解消しない。
「なぜなら、イライラの原因は不公平感、不満です。『全部私ばっかり!』『指示しないと何もしない』という不満は、家事代行や最新家電では解消されません。不満の矛先は夫に向いているからです。この『負担』と『不満』を軽くするのが、夫婦で同時に家事を行う『パラレル家事』です」
パラレル家事とは、「○○をしていないほうが、○○をする」ことだ。
「『料理をしていないほうがお風呂掃除をする』『洗濯をしていないほうが掃除をする』。家事をする時間帯は同時じゃなくても大丈夫。お互いが同等に家事に取り組んでいれば不公平感は感じません。これは言い方をかえれば、『家事をしていないほうは自由な時間』。家事とともに自由な時間もフェアに分け合っているので、イライラが軽減されますよ」
家事シェアを失敗に終わらせないために気をつけたいことがある。それは、ちょっと手伝おうとした夫に対し、「勝手なことしないで」と言うことだ。
「最初にも述べましたが、夫の定年までの何十年間、妻には妻のやり方がありました。いきなり自分と違うやり方をされては不愉快でしょう。ですが、よかれと思ってしたことで怒られると二度と手出しできなくなります。『家事シェア』は家事を押しつけ合うことではなく、夫婦がいきいき過ごす時間のため助け合うこと。家事シェアを成功させるには、お互いをリスペクトする気持ちが大事です」
イラスト/さち
※この記事は「ゆうゆう」2025年6月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
▼あわせて読みたい▼