毎日のストレスを減らす「Iライン収納」「勝手に乾く食器」とは?【調理&片づけの裏技】
体力や気力の衰えを感じ始めるゆうゆう世代。最低限の労力で、ラクに心地いい暮らしを維持したいものですね。ここでは、知的家事プロデューサーの本間朝子さんに、調理&片づけの手間を省く裏技を教えていただきました。
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PROFILE
本間朝子さん・知的家事プロデューサー
ほんま・あさこ●オンラインコミュニティ「家事トモ☆サロン」主宰。
仕事と家事の両立に苦労した経験から、時間と無駄な労力を省く家事メソッド「知的家事」を考案。家事を担う人たちを笑顔にするヒントを、雑誌やテレビなどを通じて紹介している。
『60歳からの疲れない家事』(青春出版社)など著書多数。
調理&片づけの裏技を紹介!
動線を短くすること、一緒に使うものはセットにしておくことは、家事の労力を減らす基本の「き」。最新家電も味方につけて、ラクに家事を行って。
毎日使うご飯ものは「Iライン収納」が便利
一緒に使うものは、Iラインに配置するとあちこち移動しなくてすみ、効率的に家事が行える。
「たとえば、炊飯器、米びつ、茶碗、しゃもじ、余ったご飯を保存する容器を縦一列に配置します。すると、ご飯を炊く、よそう、保存するまでの一連の動作が、一歩も動かずに完結するんです。家族にもわかりやすいので、家事シェアにも役立ちます」
「カトラリーセット」で キッチンとの往復を軽減
食卓についたとたん、スプーンが必要なことに気づいてキッチンへ取りに戻る……。そんな二度手間を防いでくれるのが、「カトラリーセット」。
「箸、スプーン、フォークなどをケースにセット。食事の際には、そのままテーブルに。箸は家族全員同じものにすると、ペアの箸を探す小さな手間からも解放されます」
重くて大きなまな板より「小さなまな板2枚」が便利
包丁のあたりがやさしい木のまな板を愛用している人も多いのでは?
「木のまな板は重さもあるので、毎日のこととなると洗うのが大変。思い切ってプラスチック製の小さいまな板に変えてみたら、洗うのはラクだし、切った食材を鍋に入れるときにも便利。木のまな板のようにカビが生えないかと気を使う必要もなく、気持ち的にもラクになりました」
「和朝食・洋朝食セット」で時短に
梅干しや佃煮、ふりかけ、のり、鮭フレークなど朝食で使うものは、「和食セット」として、ケースにまとめて冷蔵庫へ。
「『洋食セット』には、バターやジャム、ハムやチーズなどをセット。探す手間が省けるし、そのままテーブルに出せるので、忙しい朝には大助かりです」