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「心に”不機嫌さん”はいてもいい」SNSフォロワー12万人 精神科医・藤野智哉さんのアドバイス

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藤野智哉

機嫌がいいに越したことはないけれど……

逆に、ずっと上機嫌に見えるのは、感情を抑えてそう装っているだけかもしれません。はらわたが煮えくり返っているけれど、それを表出していないだけで機嫌がいいと誤解されている可能性だってありますからね。

心理学には「気分一致効果」という理論があり、喜びなどのポジティブな感情が生じているときはポジティブな記憶が蘇りやすいといわれています。だから機嫌よくいるほうがハッピーなことを思い出して上機嫌でいられるということです。

心理学の一領域であるポジティブ心理学でも、まだまだ強固なエビデンスではないのですが、ポジティブ感情が死亡率やさまざまな疾患への罹患率の低さに影響するともいわれています。ポジティブな考え方をしているほうがいろいろな疾患のリスクが減るとされているのです。

そんなわけで機嫌よくいられるならそれに越したことはないけれど、いつもそうじゃなきゃいけないということは全然ないと僕は思います。

<まとめ>
怒りが湧いたり不機嫌になったりするのは人間として当然。
それを隠している人が機嫌よく見えるだけかもしれません

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※この記事は『嫌な気持ちにメンタルをやられない 不機嫌を飼いならそう』藤野智哉著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

嫌な気持ちにメンタルをやられない 不機嫌を飼いならそう

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