【SixTONES 髙地優吾さん】生きていくって何をするにも「人対人」だからつながりを大切にしたい
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志賀佳織
自分は最高に運のいい人間だと思う
月クールはドラマ「ムサシノ輪舞曲」に出演するなど、映像でも活躍する髙地さんだが、年1回は舞台出演をしていこうと決めている。
「舞台って、毎日変化するところが面白いし、本番をやりながら成長していけるところにやりがいを感じています。役者同士で話して、正解はないんだけれども、その数人の中で答えが出たときの喜びや達成感は舞台でしか得られないもの。だから舞台作品と向き合う数カ月間に重きを置きたいんです」
演じる良介はツイていないが、自身は芸能界に入って以来、ずっと運に恵まれてきたと感じている。
「SixTONESを結成するまで、僕は芸能界には全く興味がなかったんです。そんな人間がオーディションにポンと受かって、SixTONESというグループを組めて、デビューできて、活躍の場を与えられている。歌やダンスだって僕よりうまい人はごまんといるはず。たまたま日の目を見たのが僕であったというだけで、そこは運に恵まれているなと感じています」
いやいや運だけではそこまで到達することはできない。それはあまりにも謙遜がすぎるのではと言うも、「いや、めちゃめちゃ運のいい人間です」と、どこまでも謙虚である。では、その運をよくするために何かしていることはと水を向けると、少し考えて、こんな答えが返ってきた。
「人とのつながりを大事にすること、じゃないですかね。生きていくって何をするにも『人対人』ですよね。そのときお互い気持ちよくできたほうが、また相手のために何かしてあげたいという思いが自然と起きると思うんです。だから傲慢になったり、おごったりしないことが一番大切なんじゃないか、そんな気がします」
こういう人に運は味方するのだろう。その澄んだ真っすぐな瞳を見ていると、こちらの背筋も伸びる気がしてくる。
私生活では、バイク、キャンプ、温泉、ゴルフと多趣味で知られる。そして、温泉ソムリエ、キャンプインストラクター、二級小型船舶操縦免許など、資格マニアでもある。多忙な芸能生活とどう折り合いをつけているのだろう。
「一日のタイムスケジュールを決めて動くのが好きなんです。何かしたいと思って、それが睡眠よりもストレス解消になると思ったら、そちらを選ぶ。『ああ、できなかった』と悔やんで寝るより、無理してでもやって満足したほうが、幸福感は倍になる。なので強引に時間はつくっています」
昨年の誕生日を機に、年齢は非公開とすることに決めた。
「年齢に縛られたくない、という気持ちからです。やりたいことをできないのを年齢のせいにするのって一つの逃げだと思うところがあって。僕は、自分がやれる、やりたいと思うことだったら何でもやってみたい。何歳からだって遅くはないから、これからも気持ちに正直に進んでいきたいです」
【Information】舞台『ある日、ある時、ない男。』
何をやってもうまくいかない男・良介。ある日、思いがけず2000万円の取引を知り、親友にそそのかされて横取りを決意、周りを巻き込む大騒動に。ツイていない男は人生を変えることができるのか。髙地優吾主演、西田征史作・演出の初タッグで贈るドタバタコメディ。
作・演出/西田征史
出演/髙地優吾(SixTONES)、森永悠希、大野いと、オラキオ、佐藤仁美、片桐 仁 他
主催・企画製作/東京グローブ座
【東京公演】8月25日(月)~9月16日(火) 会場/東京グローブ座
【大阪公演】9月21日(日)~9月28日(日) 会場/梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【福岡公演】10月4日(土)~10月7日(火) 会場/J:COM北九州芸術劇場 大ホール
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撮影/池田博美
スタイリング/柴田拡美(Creative GUILD)
ヘア&メイク/福田純子(Nestation)
※この記事は「ゆうゆう」2025年9月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。
