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秋は最適シーズン!多肉植物のふやし方と仕立て直しのコツ

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光武俊子

育てている間に茎が間延びしたり小がはみ出て、姿が乱れてしまった多肉植物はありませんか。多肉植物切り戻したり、切った茎葉を用土に挿すことで、簡単に仕立て直しや新しいができます。仕立て直したミニで箱庭やタペストリーづくりにも挑戦してみましょう。

多肉植物は自由自在にふやせる

多肉植物は茎や葉に水分を蓄え、乾燥に強い植物です。多くは砂漠や海岸などに自生して、暑さや強光線にも強い傾向があります。逆に日陰や多湿な環境には弱くて、茎が間延びしたり、元気がなくなったりしがちです。夏の間に小がふえて鉢からあふれてしまうことも。

かわいくてお気に入りだった多肉植物の鉢植えが、いつのまにかだらしのない様子になってしまったら、姿を整える「仕立て直し」をしましょう。多肉植物のすごいところは、どこから切っても再生できることです。地面に落ちた葉っぱ1枚から新しい芽が出て、に育つこともあります。

だから、間延びした茎は適宜切って形を整え、切り離した茎はさし木用用土赤玉土小粒のような栄養分のない用土にさせば根を出して、新たなが簡単にできます。ふえてしまった子親株から切り離してOK。子を集めてオリジナルの寄せ植えを作ってみませんか。

秋は最適シーズン!多肉植物のふやし方と仕立て直しのコツ(画像2)

子株がふえたアエオニウム

秋は最適シーズン!多肉植物のふやし方と仕立て直しのコツ(画像3)

子株を集めた寄せ植え

増殖や仕立て直しは春や秋がおすすめ

多肉植物をふやす方法としては、株分け、さし木、葉ざしがあります。

株分け

根元から分かれて育った小に根をつけてていねいに切り離し、多肉植物用土などに植えつけます。

秋は最適シーズン!多肉植物のふやし方と仕立て直しのコツ(画像4)

子株のできたエケベリア

茎ざし

元気な親株の茎を切り取り、直射光の当たらない場所に数日間置いて、切り口を乾かします。下葉を少し取り除き、挿し木用土など、水はけのよい土にさして水やり。明るい日陰で用土を乾かしすぎないように管理すると、数週間で根が出ます。根がよく張ったら、多肉植物用土などで鉢に植えつけます。

秋は最適シーズン!多肉植物のふやし方と仕立て直しのコツ(画像5)

クラッスラの茎を切り取る

秋は最適シーズン!多肉植物のふやし方と仕立て直しのコツ(画像6)

切った茎を乾かす

葉ざし

親株の葉をつけ根からそっと切り離し、サンセベリアのような長い葉はいくつかに切って、さし木用用土に差し込みます。明るい日陰で表土が乾いたら軽く水やりしていると、根が伸び出して葉に新たな芽ができます。表土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりした水やりに変えて芽がある程度大きなになったら、元の葉から切り離します。

秋は最適シーズン!多肉植物のふやし方と仕立て直しのコツ(画像7)

葉をさし木用用土にさす

秋は最適シーズン!多肉植物のふやし方と仕立て直しのコツ(画像8)

子株ができる

秋は最適シーズン!多肉植物のふやし方と仕立て直しのコツ(画像9)

サンセベリアの葉ざし

種類によって生育期は異なりますが、増殖や仕立て直しはおもに生育が始まる3~5月と、9~11月が適しています。気温が高すぎたり低すぎると発根しにくいため、適期に行いましょう。

ハイドロカルチャーとは、ハイドロは水、カルチャーは栽培のことで、水耕栽培のことを指します。土のかわりに専用の砂(カラーサンド)や粘土を焼いて作った発泡煉石などを使って、穴のない容器で植物を育てる方法です。清潔で虫がわきにくく、室内での観葉植物栽培に向いています。インテリアとしても人気があります。

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グラウンドカバーとは、地表を這うように広がり、地面を覆う植物を指します。クリーピングタイム、シバザクラなどが代表的で、雑草の抑制や土壌の乾燥防止、美観の向上に役立ちます。

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植えつけとは、苗や苗木、球根などを土に植える作業のことを指します。適切な時期や深さを守ることで植物の発芽や発根が促され、順調な生育につながります。植物ごとに適した用土が望ましく、植えたあとはしっかり水やりをして根づかせることが大切です。植物の種類によって用土の種類や肥料の施し方が異なるため、事前に育て方を確認しておくと安心です。

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寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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多肉植物とは、​乾燥地帯に適応するため、葉や茎、根に水分を貯蔵する組織をもつ植物の総称です。アロエ、エケベリアなどが代表的です。​ぷっくりとした独特の形状や多様な色彩が特徴で、室内外の観賞用として人気があります。

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切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

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ロゼットとは、地面に葉が放射状に広がるように生える植物の葉の形を指します。タンポポが代表的な姿です。

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赤玉土とは、関東地方の火山灰土壌から採取される粒状の土で、園芸用の培養土として広く使用されます。通気性と保水性、排水性のバランスがよく、単独で使用することも他の土と混ぜて使用することもできます。粒の大きさにより小粒・中粒・大粒に分類され、植物の種類や用途に応じて選ぶことができます。

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株分けとは、植物の株を分割してふやす繁殖方法の一つで、多年草によく用いられます。根元から芽がふえた部分を切り分け、別々に植えつけて育てます。古くなった株を切り分け、株を若返らす目的でも行われます。

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挿し木とは、植物の枝、葉、根などを切り取り、土にさして新しい根や芽を発生させる繁殖方法です。​この方法は、親株の特性をそのまま引き継ぐため、同じ性質の植物をふやすことができます。

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山野草とは、山地や野原などの自然環境に自生する草花の総称です。季節の移ろいとともに可憐な花を咲かせるものが多く、例えばフクジュソウ、イワウチワ、ホトトギスなどが知られています。近年では自然の趣きを大切にしたガーデニングスタイルとして、鉢植えや盆栽仕立てで育てる愛好家もふえており、日陰や半日陰などの環境を生かして、庭の一角に山野の風情を取り入れることができます。

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亜熱帯とは、熱帯と温帯の中間に位置する気候帯で、日本では沖縄や奄美大島、小笠原諸島などが該当します。冬でも気温が高く、霜が降りにくいため、熱帯植物や寒さに弱い草花の栽培に向いています。ブーゲンビリアやハイビスカス、マンゴーなどがよく育ちますが、開花に冬の寒さが必要なチューリップなどは咲きにくいとされます。高温多湿による病害虫の発生には注意が必要です。

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親株とは、挿し木や株分け、取り木などの繁殖手段において新しい苗(子株)を得るための元になる株のことです。丈夫で病害虫の被害が少なく、理想的な形質を備えた個体が選ばれます。繁殖力や管理状態によって子株の品質も左右されるため、親株の状態は重要です。

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表土とは、ガーデニングや農作業において地表のごく浅い部分を指し、植物の生育に重要な土壌層です。この部分は通常、有機物や微生物が豊富で、植物が栄養を吸収しやすい環境を提供します。また、水分を保持しつつ排水性も高いため、根の生長を促進します。特にガーデニングでは、健康な表土を保つことが美しい花や元気な野菜を育てる鍵となります。草花を植える際には、表土の改良や適切な肥料の使用が推奨されます。

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用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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灌木とは、高さがあまり高くならない低木類のことで、一般的には、主幹と枝の区別がはっきりしない、3メートル以下の木本植物を指します。ドウダンツツジやアジサイ、サツキなどが代表的で、手入れもしやすいです。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。

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休眠とは、植物が生長を一時的に停止して、寒さや乾燥などの不利な環境から身を守る生理状態のことを指します。球根や落葉樹などでは、冬の寒さに備えて活動を停止し、気温が上がると再び芽吹きます。休眠中の植物は水や肥料をそれほど必要としないため、過湿や過剰施肥を避けて管理することが大切です。休眠の有無や期間を知ることは、植え替えや剪定の適期を見極めるうえでも重要です。

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株とは、地面から芽を出して生長している植物の基本単位を意味し、特に多年草や野菜苗などでよく用いられます。例えば「このラベンダーは大株に育った」といったように、株の大きさや状態は植物の生育具合を示す指標にもなります。ガーデニングでは株分けや株の更新、株元の管理など、長期的な育成を考えるうえで頻出する概念です。

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枝とは、植物の幹や主軸から分かれて伸びる部分で、葉や花、果実をつける役割があります。枝の生え方や配置によって光の取り込み方や風通し、樹形が左右されるため、剪定や誘引を通じて理想的な姿に整えることがガーデニングでは大切になります。

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