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【荻原博子さんが提言】老後資金問題のストレスが減る! シニア世代のお金の使い方ヒント7選

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ゆうゆう編集部

④介護施設でアルバイトしよう

施設のよしあしは自分の目で確かめる

シニア世代には、高齢者施設でのアルバイトがおすすめです。直接介護する以外にも、配膳や清掃など多くの需要があります。介護施設で働くとさまざまな施設の情報が入ってきて、いい施設を見極める目が養われます。その知識は、自分が将来施設に入るときに役立つはず。これと目をつけた施設があるなら、下見のつもりで働いてみましょう。

⑤歯のメンテナンスを心がけて

インプラントで数十万円が消えていく……

通常の医療は保険の範囲で最善の治療が受けられますが、歯科は別。インプラントなどの最新治療はすべて自費です。資材費の高騰で価格が上昇し、今はインプラント1本当たり50万円前後です。歯周病などにならないよう、歯科で定期的に検査を。

⑥月3万円の保険料、本当に必要ですか?

ライフステージが変わったら保険の見直しを

生命保険文化センターの調査によると、日本の9割の世帯が民間の生命保険に加入し、月額保険料は平均約3万円。子育てが終わる、定年になるなどライフステージが変わったら、保険を見直しましょう。子どもが独立したら死亡保障は不要ですし、医療費も100万円程度の貯蓄があれば何とかなります。保険は老後の必須アイテムではありません。

⑦5キロやせたら100万円のトク!?

病院代も薬代も減っていく

60代半ばにひどい腰痛で歩けなくなりました。医師に「太りすぎが原因。5キロやせたら寿命が1年延びる」と言われ、「70歳まで受給を繰り下げている年金(私の場合、年間約100万円)をもらうまでは死ねない」と思いました(笑)。60代女性だと、メタボかそうでないかで年間医療負担は3万円も違います(3割負担の場合)。やせることは財布にもやさしいのです。

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撮影/柴田和宣(主婦の友社)
イラスト/ヤマサキミノリ
取材・文/神 素子

※この記事は「ゆうゆう」2026年1月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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