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94歳の現役フラメンコダンサー【小松原庸子さん】80歳で患った大病からも2カ月半のリハビリで復帰!

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依田邦代

生まれ変わってもフラメンコを

最近は、自ら踊るより教えることが中心になっている。

「教えることの素晴らしさは父から学びました。父は三味線の師匠で、音色にはとても厳しかったですが、弟子をたいそうかわいがる人でした」

指導した生徒たちが上達して舞踊団に入り、いい舞台をやってくれるときが最高に幸せだと言う。

「作品を創ることにも情熱を注ぎました。演出指導を受けたいという人にはできるだけの力でありったけ丁寧に教えてきたつもりです」

2026年は小松原さんがフラメンコの舞台を始めて60年。

「記念公演をやりたいと思っているんです。あとひとつ、いい作品を創りたい」

教え子たちの舞台を見届け、最後に自分も踊って、あとは継いでくれる人に託したいという。

「舞台が終わったところで、『それじゃあね』といなくなれたら最高だと思うの。私の人生は舞台とは切り離せない。幼い頃、歌舞伎座の楽屋で育って、演じることや踊ることが体にしみ込んでいるんです」

生まれ変わっても、またフラメンコをやりたいか、聞いた。

「次はもっといいフラメンコダンサーになりたい。もっとキレのある踊り手に」

どこまでも表現者であり、どこまでも成長を願う人だ。好きなことに全身全霊で打ち込み、「もっと、もっと」と前進する。

「その情熱が失われないことが元気の秘訣かもしれませんね」

レッスン場でフラメンコの指導をする小松原さん。普段の柔和さから一転、90代とは思えない凛とした叱咤の声が飛ぶ。

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撮影/神ノ川智早
取材・文/依田邦代

※この記事は「ゆうゆう」2026年2月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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