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60代ひとり暮らし。黒部移住で2カ月半過ごして変わった、私の「あたりまえ」

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中道あん

年金だけでは暮らせそうにない……それなら毎月10万円の収入を生み出す仕組みをつくる! そして住み慣れた大阪を離れ、自然豊かな黒部へ移住。60代ひとり暮らしの中道あんさんは、自分らしい暮らしを楽しみながら、新しいことに挑戦中です。今回のテーマは、移住2カ月半で変わったこと!

大阪ではできない犬との生活を楽しむように

黒部市に移住して2カ月半が経ちました。大阪の都会暮らしから富山県の田舎暮らしへ。場所が変われば、ルールは変わる。新しい土地で、これまでの固定概念が自然に変わりました。それこそ、ゴミ出し一つにしても、大阪ではマンションのごみ捨て場にいつでも出せて、分別も比較的ゆるやかでした。ところが黒部では、細かな分別に加え、曜日も時間も決められています。そして、地域全体にゴミが落ちておらず非常にきれいです。これは田舎だからではなくて、住民の間に「環境を守ろう」という意識が根付いているのを感じます。

美しい町は、与えられたものではなく、自分たちで創っていくものだという気持ちになりました。

わが家の愛犬のガクにとって、移住することでどのような変化が起きるのか心配していましたが、彼にとっては楽しいことが増えたようです。わが家のインナーガレージには、娘の車を止めています。ほぼ毎日のように、ガクを車に乗せて出かけてくれます。もともとドライブが大好きな犬でした。でも、これまで車に乗れるのは「特別な日」だけだったのです。

大阪の生活では車を持っていなかった娘。ガクにとっては、ある日を境に「ママの娘から車に乗せてくれる姉さん」へと認識が変わり、娘がやってくると、それはもう大歓迎です。どうやら「姉さんが家にくれば僕も一緒に車に乗せてくれる」と学習したようです。

だからでしょうか、朝起きたら、玄関の土間でずっと娘が来るのを寝て待っているのです。その健気な姿に、私たちも心を打たれて、海に連れていって海岸を散歩したり、大きな公園でクン活を存分にさせたりしています。大阪ではできない犬との生活を楽しむようになりました。犬を飼った当初から、土の匂い、風の音、大自然を冒険するような環境で野生の「犬らしさ」を存分に引き出せたらと思っていました。でも、現実的に大阪では、そんな触れ合いを「あたりまえ」にできなかったんです。

今年9歳になり、シニアの年齢になりましたが、やっと犬を飼い始めたときからの夢の暮らしが実現しそうです。

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