【ほうれい線・たるみ】のお悩み。美容医療クリニックで受けられる4タイプの治療とは?
<手術>麻酔をして、メスを使って切開・縫合する治療
上まぶたや下まぶたなど、パーツのたるみをとる手術のほか、フェイスリフトといって耳の前の皮膚を深い層まで切って、皮膚や筋膜を縫い縮める治療法もあります。でもフェイスリフトは最終手段の治療です。体への負担も大きく、経験豊富で技術の確かな医師に行ってもらうべき治療なので、「どこの美容医療クリニックでも受けられる」と安易には考えないでください。
現在は照射系や糸リフトなど、他のシワ・たるみ治療が進化しているので、フェイスリフトまで行う患者さんは減る傾向にあるそうです。
シワやたるみを改善する施術は数分ですむ注入系もあれば、麻酔をしてアプローチする手術まで幅広い選択肢があります。
大切なのは、自分の顔の肉のつきかた、骨格、シワやたるみの状態に合った治療法を選択することです。
たとえば、たるみ改善によいとしてよく知られているのがハイフという治療です。「ハイフ治療を受けたら、たるんでいたフェイスラインが上がった」という話を聞くと、「自分も受けてみたい」と思うかもしれません。でもハイフは頬にぽっちゃりと肉がついていて、その肉が下がってたるんで人にはよいのですが、もともと頬にあまり肉がついていない、頬がこけてたるんでいるような人には向いていません。
またマチュア世代になるとシワやたるみもなかなか頑固で、1つの施術で満足できるほどの改善効果を得られない場合もあります。
<注入系>だけで改善する人もいれば、<注入系>+<照射系>、<注入系>+<糸リフト>の組み合わせが効果的な人もいるので、診察・カウンセリングがとても重要になります。
またいずれの治療にも副作用があります。メリットだけでなくデメリットについても正しく理解し、納得して治療を受けることが大事です。
医師
廣瀬雅史
美容クリニックTHE ONE.の医師。奈良県立医科大学医学部卒。日本形成外科学会認定専門医•美容外科医・美容皮膚科医。学生の頃から自身も美容が好きで美容外科医を志す。さまざまな学会や勉強会にも積極的に参加し、最新の美容情報にも精通している。「医療を受ける側が不利益を被る業界であってはならない」という定見のもと、〝綺麗になりたい〟〝いつまでも若々しい姿でいたい〟という患者の声と真摯に向き合う。
美容クリニックTHE ONE.の医師。奈良県立医科大学医学部卒。日本形成外科学会認定専門医•美容外科医・美容皮膚科医。学生の頃から自身も美容が好きで美容外科医を志す。さまざまな学会や勉強会にも積極的に参加し、最新の美容情報にも精通している。「医療を受ける側が不利益を被る業界であってはならない」という定見のもと、〝綺麗になりたい〟〝いつまでも若々しい姿でいたい〟という患者の声と真摯に向き合う。