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タネから育てて秋まで咲かせる【ガーデニング】春まきの一年草に挑戦する!

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光武俊子

花苗はなかなか手に入らない【ハナビシソウ】

開花期/5~6月 草丈/30~60㎝

カリフォルニアポピーやエスコルチアとも呼ばれ、大きな花びらが光を受けて美しい花。ただ、花苗はあまり流通しないのでタネから育てるのがおすすめです。発芽適温の20℃でまくと、1週間ほどで発芽します。ヒマワリなどと同じ直根性なので鉢や花壇に直まき

直まきとは、タネをポットなどで育苗せず、直接花壇や畑にまく方法です。​移植を嫌う植物に適しており、間引きを行いながら育てます。 ​

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を。

涼しげな花穂が次々にあがる【アンゲロニア】

開花期/6~10月 草丈/30~80㎝

ピンクや白や紫などの涼しげな花が穂状に咲いて、夏花壇のアクセントになります。花穂の下の節には次の花茎がすぐに伸びだすので、花が終わったら切り戻すことで秋まで次々に開花。夏の暑さや強光線によく耐えますが、やや日陰気味の場所でも育ちます。

手間いらずの色鮮やかなリーフ【コリウス】

観賞期/6~10月 草丈/30~80㎝

シソの仲間で暑さに強いリーフ(葉もの)です。バラエティーに富んだ鮮やかな葉色で花より大きいから目立ち、花がら摘み

花がら摘みとは、咲き終わった花(花がら)をこまめに取り除く作業のことです。見た目をきれいに保つだけでなく、新しい花を咲かせやすくし、病気の予防にもなります。

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などの手間もかかりません。色違いのコリウスだけを組み合わせたり、ほかの草花との組み合わせも◎。伸びたら、切り戻し

切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

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て草丈が調整できます。

春のタネまきはヤエザクラが咲くころに

春のタネまきは気温が20℃以上に安定してきたころ、ヤエザクラが咲くころに行います。大きなタネや直根性の草花は鉢や花壇に直まき

直まきとは、タネをポットなどで育苗せず、直接花壇や畑にまく方法です。​移植を嫌う植物に適しており、間引きを行いながら育てます。 ​

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できますが、一般的には育苗用の小さめのポットなど(底穴をあけたイチゴパックでも)に、タネまき用土

用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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を入れてまきます。

よく湿らせた用土

用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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にタネをまき、発芽するまでは乾燥しないように管理しましょう。最初に双葉が展開して、その後に本葉が繰り出します。本葉が5枚ほどになったら、よく育っている苗を選んで、もう少し大きなポットなどに移植します。

小さなポットで育ててから大きなポットに移植すること(鉢上げ

鉢上げとは、タネまきやさし木で育った小さな苗を、根がしっかりしてきた段階でポットや鉢に移して育てる作業です。

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)で、根がよく張って丈夫な株に育ち、花をたくさん咲かせる株に充実します。小さな幼苗のうちに花壇などに植えつけると、病害虫の被害にあいやすいで気をつけて。

鉢上げ

鉢上げとは、タネまきやさし木で育った小さな苗を、根がしっかりしてきた段階でポットや鉢に移して育てる作業です。

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したばかりの幼苗はひょろひょろして頼りない感じかもしれませんが、梅雨入りまでには根をしっかり張って、花壇や鉢に定植

定植とは、育苗した苗を、最終的な栽培場所に移し植えつける作業のことを指します。ポットや仮植えの状態から、花壇や畑、プランターなどの本来育てる場所へ植え替えることで、植物はより広い空間と栄養を得て健やかに生長します。

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できます。早いものは咲き始めて、梅雨明け後の厳しい暑さのもとで庭やベランダをカラフルに彩ってくれることでしょう。

おまけ

タネから育てるとコスパも抜群! まききれなかったタネは密閉容器で冷蔵保存できます。経年で発芽率は落ちますが、意外に古いタネも発芽してくれるので、試してみてください。

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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PICK UP 編集部ピックアップ

コンパニオンプランツとは、互いに相性のよい植物同士を近くに植えることで、病害虫の予防や生長の促進など相互作用を生かす栽培方法です。例としてバジルとトマトの組み合わせがあり、家庭菜園での自然な害虫対策として注目されています。

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八重咲きとは、花びらがたくさん重なって咲く花のことです。通常の花よりも華やかでボリュームがあり、豪華な印象を与えます。バラ、ダリアなど、多くの植物に八重咲きの品種があります。

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一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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脇芽とは、植物の茎と葉の間(葉のつけ根)から出てくる新しい芽のことで、腋芽(えきが)ともいいます。これを摘み取ることで主枝の生長を促すことができます。

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矮性とは、通常より背丈が低くコンパクトに育つ性質のことです。鉢植えや小さなスペースの庭に適しており、管理もしやすいため人気があります。例えば「矮性トマト」などと書かれていると、小型で支柱がなくても育つ品種という意味です。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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苞とは、花の近くにつく葉のような部分で、本来の葉とは形や役割が異なります。ポインセチアやブーゲンビリアなどは、この苞が色づいて花のように見えます。実際の花は中心にある小さな部分で、苞は花を守る役割をしています。

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