毎日7時間ぐらいは眠れているそうです。

「良質の睡眠はとても大事だと感じます。目覚ましをかけずに眠れるときは幸せだし、朝、何事もなく目が覚めて『今日も元気だ』と思う瞬間や、コーヒーを入れて徐々に目覚めていく時間も幸せだな～と」

急ぐことが得意ではないという紺野さん。ストレスなく過ごせる、穏やかな日常に幸せをたくさん見つけているようです。

「今は予定のない時間を貴重だと感じていますが、この先、年齢を重ねて、何も予定がない日が続いたら、つらいと感じるかもしれないですね。でも、あまり先のことは考えず、ささやかなことにも感謝しながら、機嫌よく今を過ごしていけたらと思います」

元気であれば、この先も細く長く仕事を続けていきたい、と言う紺野さん。
「アナウンサーの山根基世さんのように、70代半ばでも前向きに朗読会などのお仕事をされている姿に憧れます。私も朗読会で、同世代の人たちに声を出すことで元気になって、ときめきを大事にしていきましょうと伝えられたらと思います。
　
楽しみながら続けられたら最高ですし、年を重ねても年齢相応の役割を果たせたらうれしいですね」

DVD無償提供情報

『星は見ている～原爆でわが子を亡くした父母らの手記より～』

『星は見ている-全滅した広島一中一年生・父母の手記集』の最後の一編、平和の大切さを伝える母親の手記を、紺野美沙子さんの朗読と小川典監督による美しいオリジナル映像で表現した作品。世界で紛争が起こっている今こそ、多くの人に届けたい内容となっています。紺野美沙子さんの「朗読座」では、上映を希望される各種教育機関や図書館、朗読サークルなどにDVDを無償提供しています。
◆申し込み方法
①～⑤の内容を以下アドレスへお送りください。
お申し込み受け付け後、メールでご連絡させていただきます。
roudokuza@gmail.com

① 団体名および代表者名
② 所在地・連絡先
③ 以下の中から1種類お選びください。
１. 紺野美沙子朗読あり・英語字幕なし（推奨）
２. 紺野美沙子朗読あり・英語字幕あり
３. 朗読なし・英語字幕なし
４. 朗読なし・英語字幕あり
④ＤＶＤの用途
学校での平和教育やイベントでの上映、学園祭や朗読会での上演、図書館での貸し出し用など。会合名や開催予定日・会場などをご記入ください。
⑤終演後の実施報告・来場者のご感想などの提出可否
※詳しくは「朗読座HPまで」

PROFILE
紺野美沙子（こんの・みさこ）

1960年、東京都出身。1979年ユニチカマスコットガールに選出。1980年、慶應義塾大学在学中にＮＨＫ連続テレビ小説「虹を織る」ヒロイン役に。その後もドラマ、映画、舞台で活躍。1992年結婚。1995年長男出産。1998年より国連開発計画親善大使を務める。2010年より「紺野美沙子の朗読座」を主宰し、音楽や影絵、映像などと朗読を組み合わせたパフォーマンスを行っている。2020年、銚子電鉄を応援する「ちょうしに乗っていこう！」（作詞・作曲）でYouTubeデビュー。2022年から平和の大切さを伝える母親の手記『星は見ている』の朗読活動スタート。同年、大相撲横綱審議委員就任。

撮影／佐藤正之（STUDIO CUBE）ヘアメイク／金田恵理子　構成／依田邦代（CONCEPTA）

※この記事は「健康2023年夏号」（主婦の友社刊）の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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