74歳で踊り歌い続ける【小柳ルミ子さん】の健康習慣とは? 毎日欠かさない「ルミ子流ストレッチ」6つのルール
歌手として、俳優として、74歳になった今もステージに立ち、踊り、歌い、演じ、走り続ける小柳ルミ子さん。その活動を支えるしなやかな体づくりのために、毎日欠かさないストレッチと健康習慣について教えていただきました。
Profile
小柳ルミ子さん 歌手、俳優
こやなぎ・るみこ●1952年生まれ、福岡県出身。70年、「宝塚音楽学校」を卒業後、俳優、歌手デビュー。「瀬戸の花嫁」で日本歌謡大賞、映画『白蛇抄』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。74歳の現在、変わらずステージに立ち続ける。大のサッカーファンとしても知られる。
時間や高額なジムよりも、積み重ねが大事
「今の私はこれまでの自身の歴史そのもの。年齢を隠さないのも今の自分を誇りに思っているから」
と話す小柳ルミ子さん。ルミ子さんが続けている「ルミ子流ストレッチ」は、上半身をゆっくり前に倒して脚を伸ばす、肩を静かにまわして背中を広げるといったもので、決して大げさなものではない。
「ストレッチをすると体が温かくなり血がすーっと流れ始める音が聞こえるようで『今日の私もちゃんと動けるわね』と確認できます。長く続けてきたこの習慣は、単なる運動ではなく心と体を調える儀式のようなもの。体との対話です。体調のかすかな変化にも気づけるし、自分をいたわることもできます」
そんなルミ子さんも、若い頃には食事を抜いて急いで痩せた結果、リバウンドした経験もあったという。
「食事制限で無理をしても続きません。代謝のいい体をつくることが先決だという考えに至りました。食べても太りにくい代謝のいい体、しなやかに動く筋肉。それをつくるには、毎日ほんの少しの運動で十分。決して難しいものではないんです。コーヒーを淹れる間にかかとを上下に動かす、洗濯物を畳むときは軽く腰を落とす、テレビを見ながらの足踏みも立派な運動。小さな運動を積み重ねるだけで、体は応えてくれます。義務感ではなく、『あ、これ気持ちいいな』と思えればいいんです」
運動のメリットは、体づくりだけにとどまらない。
「筋肉がつき、代謝が上がると体が軽くなり、気分まで晴れやかになります。体が変わっていくことで自分に自信もつきます。年齢を重ねても、毎日の生活の中で自分に負けずに体を動かすこと。小さな努力の積み重ねが、穏やかで元気な日常をつくってくれるのだと信じています」
運動が苦手な人や継続ができない人には、自分なりの目標を持つことをアドバイスしてくれた。
「私の場合、いくつになっても体にフィットしたドレスを美しく着こなしたい、いつまでも踊れる体でいたい、という目標があります。それがあるから、今日も体を伸ばしたくなる! 自分が楽しめる形で動くことが継続への秘訣です。無理強いや義務感ではなく、好きな音楽をかけながら体を伸ばす、自然の中を散歩する、友人と楽しく体を動かす時間のほうが続くし、心も豊かになりますから。やっぱり、大切なのは日々の少しずつの積み重ねではないかしら。小さな習慣を重ねることが、長い目で見れば確実に体を変えてくれるはずです」
