私の実家の墓に入りたいのですが、昔気質の夫に相談できません。坂東眞理子さんのすっきり人生相談
相談②
体調不良で思いがけず退職した
更年期による体調不良で、昨年退職しました。以前は正社員でした。予期せぬ退職だったこともあり、今後の生活がとても不安です。今まで大病をしたことがなかったので、まさか更年期で人生の転機を迎えるとは……。また働きたいのですが、以前の職種や給与にこだわったほうがいいですか?(51歳・無職)
正社員にこだわらず、まずは就活をしましょう。前の職場にも「ふんわりと」相談を
50代からの就活は「相談力」を身につけて
体調不良とはいえ、51歳でのリタイアは早すぎると思います。とても不安でしょうけれど、これから頑張って就活してください。ただし、以前の職種や給与にこだわると、50代からの就活は難しい。自分の市場価値は下がっているという覚悟のうえで臨みましょう。
それでも今はいろいろな業界が人手不足。ニーズはたくさんあります。以前は正社員だったのが契約社員になったり、給与が少し下がったりすることには目をつぶって働く。会社は、まずは有期契約で働いてもらい、仕事を通してきちんとした人だとわかったら正社員に切り替える、というところが多いと思いますので、それをステップとして働き始めることが肝要です。
また、退職した元の職場も、もしかしたら人手不足で復帰してほしいと思っているかもしれません。何かあれば紹介してもらえるかもしれないので、ふんわりと相談してみるのがおすすめです。「食べていかなきゃいけないから仕事が必要なんです!」なんて要求する人は嫌われますが、「何かあったら思い出して紹介してください」と柔らかく相談しておくと、協力してくれる人は多いものです。
※この記事は「ゆうゆう」2024年2月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
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坂東眞理子著
主婦の友社刊
「50代、60代はまだまだ若い。可能性はいくらでもある。けれど責任をもって生きていくという覚悟が必要です」という坂東さんのエールがぎゅっと詰まった一冊。すぐにも実行できる、しなやかに人生を生き抜くための方法やヒントがいっぱいです。