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【ガーデニング】春の訪れを告げる早春の花木12選。鉢植えでも楽しめる

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光武俊子

華やかなオージープランツ【ギョリュウバイ(レプトスペルマム)】

開花期:11~5月
樹高:30~400㎝

オーストラリア原産のレプトスペルマムは、白花の原種がマヌカハニーの蜜源として知られます。日本ではピンクの園芸品種がギョリュウバイの名前で流通。晩秋から初夏まで長く花が楽しめます。日が当たりやや乾燥した環境を好み、-5℃くらいなら戸外で越冬。

「希望」という花言葉を掲げる【レンギョウ】

開花期:3~4月
樹高:2~3m

中国や日本に自生して、英国のプラントハンターが欧州に広めました。四方に伸び出る枝に黄金色の花が密につく姿は光の噴水みたいで、見る人の心を弾ませます。6月に花芽ができる前に強く切り詰めるとコンパクトな樹形が保て、晩秋から冬は徒長枝などを剪定。

甘い香りを漂わせる壺形の花【アセビ】

開花期:2~4月
樹高:1.5~3m

日本や中国に自生する常緑の低木です。壺形の小花を穂状に咲かせて甘い香りを放ちます。枝葉に有毒成分があり、馬が食べるとふらふらになるので、馬酔木といいます。日陰気味の場所では花数が減りますが、よく成長。花後はすぐに軽く刈り込んで、樹形を整えます。

春は黄金花、秋は赤い実が楽しめる【サンシュユ】

開花期:3~4月
樹高:6~8m

黄色い小花がドーム状に咲く姿から春黄金(はるこがね)花とも呼ばれ、秋には紅葉と真っ赤な実が目を引いて秋珊瑚(あきさんご)と呼ばれる、楽しみの多い木です。高木なので、開花期をのぞいて随時混み合った枝をすかし剪定して、コンパクトな樹形を保ちます。

白く煙るような小花のシャワー【ユキヤナギ】

開花期:2~4月
樹高:1~2m

しなやかな枝に白い小花がびっしりと咲き、ボリューム感と動きがあります。切り枝にしても長く楽しめて人気です。ピンクの'フジノピンク(フジノピンキー)’という品種もあります。株姿は乱れにくいものの成長が早いので、開花後すぐに株の半分ほどに切り詰め。

クリーム色の小花を重ねて吊り下げる【トサミズキ】

開花期:3~4月
樹高:2~4m

名前どおり高知県原産の落葉低木で、宮崎県原産のヒュウガミズキもあります。香りのよい小花を重ねて吊り下げる姿が独特。分枝はまばらでワイルドな雰囲気のある灌木で、株元からひこばえがよく出て株立ちに。剪定の必要はほとんどなく、盆栽にも利用されます。

トサミズキ

ヒュウガミズキ

落葉樹の植えつけは今が適期

落葉性の花木は、落葉して休眠している時が植えつけ適期です。園芸店には晩秋から開花期前後に苗木が多く出回ります。ポットで販売されている苗木を、8~9号(直径24~27㎝)の鉢に植えましょう。

少し重さのある樹木用の培養土に、緩効性の化成肥料を元肥として混ぜます。用土をつついて詰めながら、鉢縁から2~3㎝ほど下まで入れて植えると、水やりしても水がこぼれません。植えつけ後は鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やりします。

開花まで日によく当たり、できれば北風が強く当たらない場所で育てましょう。日差しのなかで蕾が膨らみ始めると、ワクワク感が高まります。今年の春は木の花で始めましょう!

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