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ミニ観葉植物の育て方まるわかりガイド。鉢の選び方からお手入れまで

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園芸ガイド編集部

ミニ観葉植物の基本の植えかえ方

ミニ観葉植物の、基本の植えかえ方を紹介します。

ポイントは、水やりのときに水があふれたり、はねたりして室内が汚れるのを防ぐためのウォータースペースをつくること。鉢の縁から1㎝以上、下がるように植えつけます。室内で土を扱うときは、新聞紙やブルーシートなどを敷いて作業しましょう。

【材料】
・植物(ガジュマル)
観葉植物用の用土
鉢底石
鉢底網
マルチング用の砂や小石

ミニ観葉植物の育て方まるわかりガイド。鉢の選び方からお手入れまで(画像11)

【1】鉢底穴が隠れるように切った鉢底網を、鉢底穴の上に置きます。

ミニ観葉植物の育て方まるわかりガイド。鉢の選び方からお手入れまで(画像12)

【2】鉢底穴が隠れるまで、鉢底石を入れます。

ミニ観葉植物の育て方まるわかりガイド。鉢の選び方からお手入れまで(画像13)

【3】用土を少し入れます。鉢の1/3くらいの高さが目安。

ミニ観葉植物の育て方まるわかりガイド。鉢の選び方からお手入れまで(画像14)

【4】苗をポットからそっと取り出して鉢に入れ、根元が鉢の縁から1㎝以上は下になるように、下の土を加減して調整します。

ミニ観葉植物の育て方まるわかりガイド。鉢の選び方からお手入れまで(画像15)

【5】苗の隙間に、根元と水平になるまで用土を入れます。

ミニ観葉植物の育て方まるわかりガイド。鉢の選び方からお手入れまで(画像16)

【6】用土を割り箸などで突いてみて、土がくずれて隙間ができたら、さらに用土を加えます。植物の根元を突かないように注意

ミニ観葉植物の育て方まるわかりガイド。鉢の選び方からお手入れまで(画像17)

【7】最後に、土の表面が隠れるように、砂や小石でマルチングします。

ミニ観葉植物におすすめは5号鉢まで

鉢のサイズは「号」で表されています。植物の大きさに合わせて、鉢のサイズを選びましょう。テーブルに置くようなミニ観葉植物を片手で気軽に移動させるには、5号鉢までに。鉢の厚さや高さによって必要な土の量は変わりますが、ここでは一般的な目安を紹介します。

1号鉢 直径:約3㎝ 必要な土の量:0.02ℓ
2号鉢 直径:約6㎝ 必要な土の量:0.08ℓ
3号鉢 直径:約9㎝ 必要な土の量:0.3ℓ
4号鉢 直径:約12㎝ 必要な土の量:0.6ℓ
5号鉢 直径:約15㎝ 必要な土の量:1ℓ

小さな植物にはピンセットがあると便利

小さな植物は、土をはじめとする園芸資材が少なくてすんだり、移動が簡単だったりと、育てやすい点がいろいろあります。ただ、植えかえの作業が細かいので、植物を支えながら土を鉢に入れる作業などは、意外と大変です。

そこで活躍するのは、小さい道具たち。園芸店でいろいろ売られているので、探しに出かけてみてください。園芸用品以外にも利用できるものがあります。

ミニ観葉植物の育て方まるわかりガイド。鉢の選び方からお手入れまで(画像19)

100円ショップでも園芸用品がそろい、かわいい園芸雑貨がみつかります。

なかでもそろえておきたいのがピンセット。細くデリケートな根を鉢に押し込んだり、茎を引っ張り出したりするなど、さまざまなシーンで活躍します。また、スプーンやフォークなどのカトラリー類も使用可能です。

こういった小さなグッズたちは便利なだけでなく、空き缶の中に立てておいておけば、インテリアとしても楽しめます。

ウォータースペースとは、鉢植えなどの容器栽培において、水やりをする際に水があふれないように設ける余白部分のことです。通常、鉢の縁から2〜3cm程度の空間を確保し、土の表面と鉢の縁の間に十分なスペースをつくることで、水がスムーズに吸収されるようになります。

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緩効性肥料とは、肥料成分がゆっくりと土壌中に溶け出し、長期間にわたって植物に栄養を供給するタイプの肥料です。追肥、元肥のいずれにも使用され、施肥の手間を減らすことができます。

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マルチングは、土の表面をワラやバーク(樹皮)チップ、プラスチックフィルムなどで覆うことです。乾燥防止、雑草抑制、土の流出防止、地温調節などの効果があります。

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うどんこ病とは、植物の葉や茎に白い粉状のカビ(菌糸)が付着して広がる病気で、風通しや日当たりの悪い環境で発生しやすいのが特徴です。おもにバラやウリ科の野菜、観葉植物などに多く見られ、光合成が妨げられて生育が悪化することがあります。発症初期に薬剤や重曹スプレーで対処したり、病気の発生した葉を除去したりすることで広がりを防げます。予防には、株間を開けて風通しをよくすることが効果的です。

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鉢カバーとは、観葉植物や花の鉢にかぶせて装飾性を高めるアイテムです。植木鉢を直接隠すことで室内や屋外のインテリアとして活用され、素材はプラスチック、陶器、金属、木製など多種多様です。ガーデニング初心者でも手軽に雰囲気を変えられるうえに、受け皿としての役割を果たす場合もあります。選ぶ際は、通気性や排水性を考慮して適切なものを選ぶことがポイントです。

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観葉植物とは、花よりも葉の形や色、質感の美しさを楽しむことを目的とした植物の総称です。モンステラ、ポトス、カラテアなどが代表的で、インテリアグリーンとして人気があります。育てやすく空間に潤いを与えるため、初心者からベテランまで幅広い層に愛されていますが、室内管理には日照・温度・湿度・空気の流れなど、繊細な配慮が必要です。身近に置いて葉の表情を見て、植物と会話する感覚が味わえるのも魅力の一つです。

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液体肥料とは、液体の状態で与える肥料のことで、速効性があり吸収が早いため、植物の生育が不安定なときや即効性を求める場面で使われます。水に溶かしてジョウロや噴霧器で与えるため使い勝手がよく、葉面散布や根からの吸収促進に適しており、追肥や微量要素の補給にも向いています。

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植えつけとは、苗や苗木、球根などを土に植える作業のことを指します。適切な時期や深さを守ることで植物の発芽や発根が促され、順調な生育につながります。植物ごとに適した用土が望ましく、植えたあとはしっかり水やりをして根づかせることが大切です。植物の種類によって用土の種類や肥料の施し方が異なるため、事前に育て方を確認しておくと安心です。

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根詰まりとは、植物が鉢の中で長く育ちすぎて、根がびっしりと詰まりすぎてしまう状態です。根が行き場をなくして窒息し、水や栄養を吸えなくなります。定期的な植え替えで鉢を一回り大きくするのが対策です。

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寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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鉢底網は、鉢植えの底に敷いて使う網で、土が鉢の穴から流れ出るのを防ぎます。害虫の侵入を防ぐ効果もあります。鉢底の穴が小さかったり、底が網状になっていたりする鉢の場合には使用する必要はありません。

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鉢底石とは、鉢植えの一番下に敷く軽石などの石のことで、水はけをよくするために使います。鉢の中に水がたまりすぎると根腐れの原因になるため、鉢底石で排水性を高めることが重要です。再利用が可能なので、キッチン用の水切りネットなどに入れて使用すると便利です。

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根腐れとは、土の水はけが悪いことによって、植物の根が腐ってしまう状態をいいます。肥料の与えすぎでも根腐れが起こることがあります。根腐れをほうっておくと、葉がしおれたり枯れたりします。

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原産地とは、植物がもともと自生していた地域のことで、その植物が最も自然に近い形で育つ環境条件(気温、降水量、土壌など)を知る手がかりになります。例えば、地中海沿岸原産のラベンダーは乾燥した日当たりのよい場所を好み、湿気には弱いといった具合に、原産地を知ることで栽培環境の調整や越冬管理の参考になります。園芸で植物の性格を理解するには、学名や品種だけでなく、この「原産地」への理解も大切です。

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亜熱帯とは、熱帯と温帯の中間に位置する気候帯で、日本では沖縄や奄美大島、小笠原諸島などが該当します。冬でも気温が高く、霜が降りにくいため、熱帯植物や寒さに弱い草花の栽培に向いています。ブーゲンビリアやハイビスカス、マンゴーなどがよく育ちますが、開花に冬の寒さが必要なチューリップなどは咲きにくいとされます。高温多湿による病害虫の発生には注意が必要です。

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ハダニは、庭や鉢植えでよく発生する小さな害虫で、植物の葉裏に付着し汁を吸うことで被害を与えます。暖かく乾燥した環境を好み、特徴的な斑点模様や葉の変色、枯れを引き起こします。特にバラや観葉植物で被害が目立ち、防除には葉水や専用の薬剤が有効です。定期的な水やりや湿度の管理で予防を心がけることも重要です。

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葉水とは、霧吹きなどで植物の葉に直接水をかけることをいいます。乾燥を防ぎ、ハダニなどの害虫対策にもなります。特に室内で育てている観葉植物は空気が乾燥しやすいため、葉水で適度な湿度を保つことが大切です。シリンジとも呼ばれます。

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肥料とは、植物が健やかに生長するために欠かせない栄養素を補給する材料のことです。おもにチッ素、リン酸、カリウムを三大要素とし、それぞれ葉の生長、花や実の形成、根の発達を助けます。有機質肥料と無機質肥料に分類され、有機質肥料は堆肥や骨粉など自然由来で、土壌改良にも効果的。一方、無機質肥料は成分が均一で即効性が魅力です。ガーデニングでは植物の種類や生長段階を考慮し、適切な肥料選びと施肥のタイミングが大切です。

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用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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徒長とは、植物の茎や葉が不自然に間延びしてひょろひょろと生長してしまう状態を指します。日照不足、チッ素肥料の与えすぎなどが原因で、弱々しい株になりやすく、病害虫にもかかりやすくなります。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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休眠とは、植物が生長を一時的に停止して、寒さや乾燥などの不利な環境から身を守る生理状態のことを指します。球根や落葉樹などでは、冬の寒さに備えて活動を停止し、気温が上がると再び芽吹きます。休眠中の植物は水や肥料をそれほど必要としないため、過湿や過剰施肥を避けて管理することが大切です。休眠の有無や期間を知ることは、植え替えや剪定の適期を見極めるうえでも重要です。

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