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地震の被害を減らすためにやっておきたい家の片づけとは?【防災のプロがアドバイス】

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ゆうゆう編集部

リビングの整え方

360度見渡して安全地帯をつくる!

POINT
❶テレビの脚は耐震マットで固定する
❷小物類は滑り止めシートを貼ったケースに収納する
❸❹腰より高い位置にはものを置かない
❺いざというときに逃げ込める安全地帯をつくっておく

腰より高い位置にものを置かないことがリビングの鉄則。地震のとき、高い位置のものは弧を描いて飛んでくるからだ。室内のどこかに「安全地帯」をつくり、揺れたらそこに移動する。「テーブルの下にもぐる」と思っているなら、人が入れるか事前に確認したい。

トイレの整え方

閉じ込められないよう、ドアの周辺にはものを置かない!

POINT
❶吊り収納は収納ケースに入れ、滑り止めシートを敷く
❷トイレマットは敷かない

狭い個室内にものが散らばると片づけが大変。ケースに入れて滑り止めシートの上に置こう。停電して明かりがないと足をとられることもあるので、トイレマットは敷かないほうがいい。ドアの外に棚などがあると、倒れてドアが開かずに出られなくなることも。トイレのドア付近にはものを置かないことが大事。

耐震強化におすすめのグッズ

100円ショップのものでOK

滑り止めシート

転倒防止板

耐震マット

S字フック

キャビネットロック、ドアストッパー

キャスターロック

ホームセンターなどで調達

突っ張り棒

耐震ラッチ

基本は100円ショップのアイテムでOKだが、折れると困る突っ張り棒や、棚の扉をロックする耐震ラッチはホームセンターなどでしっかりしたものを調達したい。「食器棚に滑り止めシートを敷き、ドアにはキャビネットロック、棚などの下には転倒防止板を、上部は突っ張り棒をつける」など、耐震強化は合わせ技がおすすめ。

※情報は2024年6月現在のものです。

※この記事は「ゆうゆう」2024年9月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

取材・文/神 素子 イラスト/いしいゆき(クリートワークス)

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