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子育てが終わったあとの【生命保険】はどのくらい必要?死亡保険が必要なケースを検証

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ゆうゆう編集部

医療保険は入院と手術、先進医療のみで保険料を抑える

次は、医療保険とがん保険を考えます。医療保険は、病気やケガで入院した場合には入院給付金が、手術を受けたときには手術給付金を受け取れるのが、基本保障になります。

通院給付金が受け取れる、特定の疾病で入院した場合に、入院給付金が割り増しになるなどの保障が特約としてつけられる医療保険も数多く存在します。高齢期の見直しでは、保障をシンプルにするとよいでしょう。年金で支払う保険料は、抑えるべきだからです。

おすすめなのは、入院と手術、先進医療だけのシンプルな保障プラン。一例として、メディケア生命の「新メディフィットA」に、下記の保障内容で加入した場合、60歳女性なら月額2015円の保険料ですみます。

高齢期に考えたい保険の例② 医療終身保険新メディフィットA(メディケア生命)

保障内容

医療保険は、入院給付金日額5000円、1回の入院の支払限度日数〜30日 I型(手術給付金1回につき5万円)、先進医療または患者申出療養給付金技術料相当額+15万円(通算2000万円)。抗がん特約は抗がん剤治療給付金月額10万円(自由診療の抗がん剤は月額20万円)。

保険料例(60歳女性の場合・いずれも月払い)

医療保険は月額2015円。薬剤治療特約・抗がん剤型を付加した場合、月額3395円(いずれも終身払い)。

抗がん剤治療を特約で付加する方法も

この保険に、ひと月10万円の抗がん剤治療給付金の特約を付加すると、保険料は月額3395円になります。抗がん剤治療給付金の受け取りは、保険適用の抗がん剤なら無制限。自由診療の抗がん剤の場合は24回まで、保険適用の抗がん剤の倍額の20万円が受け取れます。

保険適用の抗がん剤治療は高額療養費の対象になるため、医療費が驚くほど膨らむような心配はありません。ですが、標準治療を終えた後の選択肢に自由診療の抗がん剤が出てくる可能性を考えると、ひと月20万円の保障は安心材料といえるはずです。

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