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【ガーデニング】グラス入門 鉢植えや狭い場所でも楽しめる【8選】

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光武俊子

シックなブロンズ色の葉に赤い穂【ペニセタム‛パープルファウンテングラス’】

草丈:60~80㎝

ペニセタムの和名はチカラシバ。春先にライム色の若葉を繰り出し、やがて光沢のあるブロンズリーフになります。夏に赤紫色の穂を出し、秋にベージュになっても葉との取り合わせが美しい。おもにアフリカ原産で暑さには強いものの寒さに弱いため、鉢植えで冬は屋内に取り込みます。

寄せ植えや花壇の縁取りにも【カレックス‛エバーゴールド’】

草丈:20~60㎝

世界に2000種もの仲間があるカレックスの和名はスゲ。日本にも252種があります。なかでブロンズリーフの‛ブロンズカール’が親しまれてきましたが、斑入りの’エバーゴールド’は明るい印象です。強光にも強く常緑なので、寄せ植えや花壇の縁取りなどにも使いやすい。

スイセンやスキミアとの寄せ植え

多くの穂を立ち上げてもコンパクト【ペニセタム・カシアン‘ハメルン’】

草丈:40~60㎝

青々とした緑葉に白い穂を無数に立ち上げますが、コンパクトで扱いやすいのが特徴です。暑さ寒さに強く日本の気候にぴったり。夏に花穂を上げはじめ晩秋まで長く穂を楽しめます。冬は地上部が枯れますが、春にはまた芽吹いて、季節ごとの変化を満喫できます。

花より目立つ華やかな花穂【ミューレンベルギア・カピラリス】

草丈:60~100㎝

ミューレンベルギアは和名をネズミガヤといい、日本にも仲間があります。なかで北米原産のカピラリスは、夏から秋に出る穂がピンクを帯びたスモーク状になる華やかな品種。大株になると庭に幻想的な雰囲気を醸し出します。硬質で常緑の葉は冬も美しくて魅力的です。

花や葉ものと組み合わせて楽しみたい

グラスのなかにはススキのように背丈ほども大きくなるものや、地下茎を伸ばして広がるものもあります。栽培する環境によっても大きさが異なりますので、まずは鉢植えで育ててみるとよいでしょう。庭に植えたい場合も鉢ごと埋め、様子をみるのがおすすめです。

草丈が大きめのものは花壇の後方へ、低いものは手前の縁取りに使うのが一般的ですが、庭の核として常緑のグラスを配置して花と合わせるのもすてきです。下の写真はグラスのスティパを2段に重ねた鉢植えで高さを出し、紫色のイポメアやギボウシなどの葉もの、ピンクのペチュニアなどと組み合わせたコーナー。花や形の異なる葉ものをつないでいます。

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