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50代の睡眠のお悩み「悪夢を見て嫌な気持ちで目覚めます」婦人科医がアドバイス 嫌な夢を見た朝に心がけたいことは?

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植田晴美

まとめて眠れない人は、日常生活を見直してみて

まとめて長時間眠れない——という悩みもよくあります。加齢とともに活動量が少なくなるので、睡眠の量も質も低下していくものです。

疲れやすい、疲れがとれない、やる気が出ない、頭痛がするなど、睡眠が十分にとれていないことによるデメリットや不調を感じるのであれば、薬を使ってでも寝たほうがベター。医師に相談のうえ、薬を処方してもらいましょう。

併せて、日常生活を見直してみてください。
日中は掃除や洗濯、買い物などの家事、仕事や趣味、ボランティアなどで外出するなど、体を適度に動かしましょう。

そして夜は静かに過ごし、心身ともに休息モードに。寝る前のスマホはNG! スマホの明るい画面を見るだけでもよくありませんが、SNSで他人の生活をのぞいてうらやましがったり、イライラしたりするなんていうのはもってのほか。気持ちよく眠れるよう、寝る前は自分の気持ちをハッピーな状態にするように心がけましょう。

悩みや心配事があったとしても、夜寝る前にそれについて考えても物事は進展しません。考える、悩むのは明日でOKと気持ちを切り替えてください。たとえば私の場合、その日のうちに片づけなければいけない仕事や用事などが終わったら、自分の中のスイッチを意識的にオフにします。そして大好きなお酒を飲み、自分の好きなユーチューブを見たり音楽を聴いたり。楽しい気持ちのまま、眠りにつくように心がけています。

睡眠時間を気にし過ぎないことも大事

睡眠時間が短くても大丈夫なショートスリーパーの方もいれば、しっかり眠らないとダメだというロングスリーパーの人もいますよね。だからベストな睡眠時間は人によってさまざまですし、季節や体調によっても異なるでしょう。

加齢とともに、朝早く目が覚めるようになったという人もいるでしょう。でも早く目覚めることで、悩む必要もありません。早く目が覚めたら、そこから一日を始め、寝る時間を早めればいいだけです。「眠れない」「目が覚めてしまう」「睡眠時間が短い」ことをあまり気にし過ぎないことも大事です。

50代以降の睡眠のお悩み/婦人科医 松村圭子先生のアドバイス

・嫌な夢の内容を引きずらない!
・「寝る前に楽しいことを考える」をルーティンに
・睡眠時間を気にし過ぎない

▼次回は、疲れているのに「4時間しか眠れない」睡眠のお悩みについて内科医に伺います。月曜日配信の予定です。▼

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